遠回りに見えるけど、先に仕組みを理解して、起こした状況を自分で再現できるようになったこと。 −【小学生】との個人分析の取り組みを紹介します−
Hola Chavales!!!!
では今日はまず初めに【小学生】との個人分析の取り組みを紹介します。
僕は技術の指導を基本的にはしないんです。
『ボールの止め方はこうした方がいいよ』とか、『ボールはこう蹴った方がいいよ』とか。
それで言うと僕が行っているのは、
【どうしたらそのような状況を作り出せるのか】という仕組みのハナシをします。
これは小学生相手にも変わりません。
例えば、1vs1にしてもトレーニングでやったものをどうしたら試合でその状況を作れるのかとか。
でね、最近になってクロスが強いボールが蹴れるようになったり、ドリブルで抜ける回数が増えてきたんですね。
なんでかなって振り返る中で、
技術的に伸びた側面もありますが、状況に触れた数にあると僕は思ってるんです。
僕はサイドバックでプレーしている選手の【蹴る】というアクションで重要だなと思ってる技術がありまして。
トップスピードで走りながらクロスを上げるということ。
この横パスというのは思ったよりも簡単なパスではありません。
というのも力の伝わる方向とクロスを上げる方向が一致しないため、強いボールを蹴るということが難しいんです。
でね、じゃあ普段のトレーニングでこの状況をどれだけ繰り返し行えているのかというと多くないと思うんです。
加えて、『最近ドリブルで突破できるようになってきたんです』っていうハナシを頂いたんです。
僕がその時に伝えたのは、
『遠回りに見えるけど、先に仕組みを理解して、起こした状況を自分で再現できるようになったこと。これにより状況を解決する訓練がたくさんできるようになったことが大きいと思います』っていうハナシをしたんです。
普通、1対1が得意じゃないかったら1対1の練習しちゃうでしょ。
それも大事なんだけど、どうやったら1対1の状況を作れるのか。
今、試合中1回しか訪れない1対1を5回、10回と作り出すためにはどうしたら良いのか。
最初は遠回りに感じるかもしれないけど、
最終的に5試合で5回状況を解決した選手と、50回状況を解決した選手では訓練の数が違います。
なので先に50回チャレンジできる環境づくりとして仕組みから入ったんです、というハナシをしました。
練習で上手い選手ではなくて、試合でチャレンジできる選手へ。
ここにポイントを置いて自分のプレーを振り返って見ることをおすすめします。
では前置きはこの辺にして、
今日もスペインサッカー研究所ではサッカーを学んでいきましょう!
【今日のメモ】
本題はスペインサッカー研究所で!
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