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「読め」

こんなことを親・先輩・上司などから言われたことのない人は皆無だと思います。

ではどうやって読むのか? 文字面を目で追えばいいのか? 

何を読むのか?

「途上国に興味があるから、途上国のニュースを読もうとしたけれど、行ったことすらない場所がほとんどだし。読め、と言われても‥‥(リアリティを感じないから、学校の勉強みたいに退屈だ)」

こういった本音を抱える人も少なくないと想像します。だからでしょうか、新聞をはじめとするメディアの記事を明らかに読んでいな人が世間の大多数。そんな人に限って「日本のメディアはダメだ。途上国についてまったく取り上げない」と言います。

ですが、発信量が十分かどうかはともかく、日本語だけでも日々、読み切れない量の途上国のニュースが出回っています。そうした記事を読み続けることで、途上国の知識はたまっていくのも事実です。大事なのは、「なるほど! こういうことか!」とおもしろさを感じながら読めるかどうか、そのやり方なのです。

また、ganasの飲み会などでもよくお話するのですが、「途上国を知る」という行為は、実は、その国についての知識が単に増えるだけではありません。「ものの見方」が複眼的・多層的になることを意味します。

イメージしやすい例を挙げると、「経済発展」と「気候」の関係(気候は経済はもちろん、紛争や植民地支配、LGBT差別などにも影響を与えています)とか、「民主主義」と「左派政権」の関係(貧困層の味方につく左派政権は民衆の支持を受けて政権を運営しますが、失敗する例も少なくありません。民主主義とはいったい何なのか?)とかを考えるということです。

上のようなこと(ほかにも山ほどあります)を意識しながら、1つの記事を2時間ぐらいかけて深読みしていくのが、「途上国ニュースの楽しい読み方ゼミ」。同じ記事を読んでも、実は、より深く理解するには「読み方のコツ」があります。そのコツがわかると、途上国っておもしろい!となっていきます。

【〆切10/5】ganas編集長と学ぶ「途上国ニュースの楽しい読み方ゼミ」、10月・11月・12月の受講者募集!https://www.ganas.or.jp/news/20220830news/ 

世界のほとんどは、見えているようで「見えないこと」ばかり。言い方を換えれば、たとえ現地に行っても(住んでも)見えないことはたくさんありますよね? 見えないことを少しでも見えるようにするにはどうすればいいのか。そのやり方(も学べます)のひとつが「途上国ニュースの深読み」なのです。

見えないもの(多くの人が意外と気づいていないこと)がちょっとずつ見えてくる! これはけっこう衝撃です。ご関心のある方はぜひ。コスパも抜群に良いプログラム(ハードさよりも楽しさ重視)です。

「途上国ニュースの深読み」の10月コース(10月7日スタート)の締め切りはあす(10月5日の水曜日)まで。

コロナ禍も終わりつつありますので、都内でオフ会もやりましょう! 秋の夜長に、途上国(アジア、中東、大洋州、アフリカ、ラテンアメリカなど)トークで一緒に盛り上がるのも乙ですね。