自動車のエンジン周辺部品に使われるプラスチックってどんなもの?

自動車のエンジンは、走行中に非常に高温になるため、それらの部材は耐熱性の高いものが必要とされています。

ですから、一昔前は金属製が当たり前でした。

しかし、近年では主に車体の軽量化を図って、耐熱性の高い樹脂を用いら(プラスチック化さ)れる部品が多くなってきました。

|様々な特徴を持つプラスチック材料

例えば、ポリアミド樹脂は耐熱性が高く、また耐薬品性や耐油性にも優れるという特徴を持つので、自動車のエンジン周辺部品として使うには最適な樹脂(プラスチック)です。

ガラス繊維で強化したポリアミド樹脂においては、耐熱温度が160℃以上にも達し、さらに耐熱性が高くなります。

他にも広く使われている樹脂としては、6,6-ナイロンや6-ナイロンをガラス繊維で強化したプラスチックです。

ガラス繊維強化されたポリアミドが使われているエンジン周辺部品は、

・インテークマニホールド(以下、インマニ)              ・エアクリーナーケース                        ・オイルフィラーキャップ                        ・オイルレベルゲージ                         ・ウォーターアウトレット、インレット                 ・ラジエータータンク

      、、などなど、様々あります。

エアクリーナーケースは、必要な耐熱温度が比較的低いこともあってポリプロピレンなども材料として使われます。

インマニは、従来は金属をダイキャスト法によって成形したものが主流でしたが、1990年代後半からプラスチックの応用が進んでいます。

金属製と比べて、プラスチック製の方が軽量かつ低コストで製造できるというのがメリットです。

また、エンジン内部表面が滑らかになり、熱伝導性が下がることによって、肝心のエンジン性能の向上にも寄与しています。

|プラスチックが自動車の燃費向上に貢献?

近年では世界規模で議論されている通り、

『地球温暖化対策の一つとして、いかにCO2排出量を抑えられるか』という課題への対策として、CO2排出量が大きいとみられる工場や運輸全般でエコ活動に取り組まれています。

自動車においては、ガソリン車ならば燃費効率を良くするという事もCO2排出量を減らす方法の一つとして考えられています。

燃費効率を良くするには車体の軽量化が有効なので、金属よりも軽いプラスチックが注目されているのです。

車体を100kg軽くすると燃費効率は約5%良くなる、と知られており、

近年では自動車のエンジン周辺部品のみならず、外装の一部や内装部材としてもプラスチックに置き換えられているのです。


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