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ワンキャリアエンジニアのdotfiles調査してみた

みなさん、こんにちは。
DevHRチームの長谷川(X:@hasehathy)です。
普段はエンジニア組織のXアカウント(@OnecareerDevjp)の運用や、このテックブログの運営、EntranceBookの作成〜更新などを担当しています。
もしご興味ある方はぜひご覧ください(^^)

さて本記事では、ワンキャリアエンジニアのdotfilesを紹介していきます。



エンジニアの秘密兵器、dotfiles

エンジニアにとって、自分用にカスタマイズされた作業環境は非常に重要かと思います。中でもdotfilesは技術的な洞察や好み・効率化へのこだわりが詰まっており、まさにエンジニアの秘密兵器と言える存在ではないでしょうか。そこで今回は、自社のエンジニアメンバー4名にアンケートをお願いし、どのように自分のdotfilesをカスタマイズしているのか、その中にはどんな工夫や秘訣が隠れているのかをご紹介します。エンジニアのdotfilesを垣間見ることで、新たな知見やアイデアを得ることができるかもしれません。

今回は各メンバーの設定とそれについてもらったコメントを一緒に紹介していきます。それでは、早速どんなdotfilesを持っているのか一緒に見ていきましょう!


dotfiles紹介

バックエンドエンジニア Zさん

こだわりポイントは何ですか?

  • Makeでセットアップする人が多いですが、go-taskを利用してセットアップできるようにしています。Makefileよりもシンプルに書くことができておすすめです。symlinkの作成はGNU Stowを利用しています。

  • wsl2上にlinuxのディストリビューションをインストールし、開発環境を構築していますが、パッケージマネージャーとしてはaptではなくhomebrewをメインに利用しています。brewfileを書くことでポータビリティを担保しやすい点が気に入っています。

  • emacsを利用していますが、emacsの中には住まず、fish&tmuxに住んでいます。emacsを毎回起動すると初期化に時間がかかるため、emacsのdaemonプロセスを常時起動させつつ、ファイル編集時にemacsclientを起動するような運用をしています。

  • fishからtmuxコマンドを呼び出してpopupを起動する(スクショはtigをpopupで開いている例)等、fishとtmuxをうまく融合させています。

今後やりたいことがあれば教えてください!

  • LlamaIndexなどを活用してcliツールを作りたいと思っています。

セットアップから開発環境構築、エディタとシェルの運用方法まで、独自のアプローチと工夫が凝縮されていますね!


データエンジニア Tさん

こだわりポイントは何ですか?

  • とにかくシンプルに保つことを意識していて、全環境で使うツールの設定のみ管理して、どこでもサクッとベースの環境が立ち上がるようにしています。

  • make installでセットアップは完了します。

  • fishシェルの設定を管理しており、特にaliasの設定には力を入れています。

  • Helix Editorをコードエディタとして使っているので、その設定も管理しています。

  • NeovimからHelix Editorに移行した民ですが、設定ファイルがとてもシンプルなのでおすすめです(隙あらば布教)!基本的にはLSP設定と全体設定の2ファイルのみで管理できます。

  • ターミナルマルチプレクサにはzellijを利用しています。最初はtmuxを試みたのですが、helix editorとのセットアップがやや煩雑だったので諦めました。zellijiはほぼ追加設定要らずで導入できました。helix editorに近いキーバインドでペインの移動や分割ができるようにカスタマイズしています。

今後やりたいことがあれば教えてください!

  • Taskfile導入を検討中です!

  • 個人用PCをWindowsからMacに切り替えたので、brewfileの導入も検討中。

シンプルかつ効率的な環境構築を重視し、Tさんならではのツールの組み合わせや設定方法を取り入れています。


SRE Rさん

こだわりポイントは何ですか?

  • sh install.shでセットアップは完了します。

  • Brewfileでアプリを管理しており、brew bundleですべてのアプリ・ライブラリをインストールすることができます。

  • .commit_templateも.dotfilesで管理しており、どの端末でもcommitメッセージを書きやすいようにしてます。

  • VScodeからNeovimに移行中であり、nvimディレクトリ配下が充実してきてます。

今後やりたいことを教えてください!

  • nvimディレクトリを更に強化する。

  • READMEを整備して、新しい端末になったときに困らないようにする。

  • fishを検討する。

セットアップ方法からアプリ管理、Commitメッセージの管理、エディタの移行まで、効率的かつ整合性の取れた環境構築ですね!


エンジニアリングマネージャー Tさん

こだわりポイントは何ですか?

  • Brewfileでアプリを管理しているので、毎日とりあえず brew upgrade してすべてのアプリ・ライブラリをしています。これがとっても楽です。

  • Git クライアントだったり tig を使わずに git コマンドを使っているので、git のエイリアスをたくさん設定しています。CLIが好きです。

  • zsh の設定は、共通部分は .zshrc で端末ごとの設定は .zprofile と分けています。特に環境変数は端末ごとに変わることが多いので、うまく使い分けられるようにしています。

今後やりたいことを教えてください!

  • Neovim のプラグインはもっともっと増やしたいです。LSPとの連携などLinter/Formatter の自動変更がなかなかできていないので、開発スピードを高めていきたい。

アプリ管理やアップデートの効率化、Git操作のエイリアス設定、zshの環境設定など、細部にわたる工夫が凝らされていましたね。


エンジニアメンバーのdotfilesを覗いてみて

今回はワンキャリアエンジニアのdotfilesについて紹介しました。
それぞれの個性やこだわりがにじみ出ていましたね!
私もメンバーのdotfilesを覗いてみて、それぞれの開発への向き合い方を垣間見る良いきっかけになりました。
また今回のアンケートを通して、やはりdotfilesは圧倒的な効率UPに繋がるとも感じました!意識的に使っていないという方も、今回の記事をきっかけに少しでも興味を持っていただけると幸いです。


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