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AWS Summit Japan 2024に行ってきました!

みなさんこんにちは!
ワンキャリアでSREをしています、宇田川(X:@Ryoheiengineer)です!
6月から人事異動でSREになりました。

SREとして知見を広げるために2024年6月21日と22日に開催されたAWS Summit Japanに参加してきました!
今回は、その現地の様子を皆さんにご紹介したいと思います。



AWS Summitとは

AWS Summitとは、AWS(Amazon Web Services)が年1回開催しているお祭りのようなイベントで、AWSのサービスの展示や、協賛企業のセッションを開催しています。(以下公式サイトからの引用)

AWS Summit は、クラウドコンピューティングコミュニティが一堂に会して、アマゾン ウェブ サービス (AWS) に関して学習し、ベストプラクティスの共有や情報交換ができる、全てのクラウドでイノベーションを起こすことに興味がある皆様のためのイベントです。

これは現地で自分が撮ったセッション会場の写真です。
会場の幕張メッセはとても広く、セッション会場にも数え切れないほどの人が来ており大盛況でした。


参加したセッション

私は6月21日のみ参加しました。今回は、当日見たセッションの中から印象に残ったものを2つご紹介します。

インシデント対応を 10 倍速くする方法、教えます PagerDuty と AWS で爆速障害対応

内容
このセッションでは、PagerDutyの担当者が、インシデント対応において重要な役割を果たす「インシデントコマンダー」について詳しく説明をしていました。

インシデントコマンダーとは、インシデント対応の時に指揮を執る人物のことです。実際の作業を担当することなく、作業者に対応の指示のみ出します。インシデントコマンダーと作業者の役割を明確に分けることで、インシデントコマンダーは実際の作業に関与せず、解決に向けた意思決定に専念することができます。これにより、他のチームとの連携やユーザー対応がスムーズに進むようになるとのことでした。

その際、PagerDutyを使用することで、オンコールの自動化やインシデント対応後のポストモーテムの議事録も自動作成され、迅速なインシデント対応や振り返りが可能になります。

感想
インシデントコマンダーと作業者で役割を分ける点は、自分も似たような経験をしたことがあったので、聞いていてより納得することができました。事業の順調な成長もあり、ワンキャリアも大規模なインシデントが発生したときに一人で対応するのは難しいフェーズになっています。
以前インシデントが発生したときは、シニアエンジニアマネージャーがコマンダーと作業者を明確に分ける指示をしたことで、コマンダーが他事業部の関係者への連携やユーザー対応に集中することができました。
その結果、インシデントであったにもかかわらず、スピーディに対応を完了することができました。

今後、熟練のエンジニアがいないチームでも同じような対応をできるように、障害対応フローのなかでコマンダー、作業者を宣言するようにしたいと思います。

AWS で実現する データガバナンス

内容
こちらのセッションでは、AWSの社員の方が、AWSを活用したデータガバナンスの実現方法について詳しく説明していました。
データガバナンスとは、企業内のデータを適切な状態に保ち、ビジネス上の取り組みや運用をサポートすることを指します。
これは攻めの施策であり、データを保護しながらその活用を促進するものです。
まずは優先度の高い一部のデータから始め、徐々に範囲を広げていくことが重要とのことでした。
AWS DatazoneやAWS Glueなどのツールを活用することで、どのようにデータガバナンスを実現するのかについて実例を元に説明していただきました。

感想
直近、ワンキャリアでもデータチームがデータガバナンス強化に向けて動き始めていたので、何か1つでも参考になる点を持って帰ろうと思い、セッションに参加しました。

私自身、データガバナンスに対する理解が浅かったため、今回の学びは非常に有益でした。AWSのサービスを用いたデータガバナンスの実現方法を理解できたので、これを社内に展開し、データガバナンスの実現を加速させていきます。


その他

ブース
ワンキャリアでも利用しているAurora/RDSのブースにお邪魔し、担当者の方とAmazon Aurora ServerlessとAmazon Auroraの違いについてお話ししました。おかげで、Amazon Aurora Serverlessのメリットとデメリットを理解し、自社での活用イメージも具体的に描くことができました。


最後に

初めてAWS Summitに参加しましたが、とても勉強になりました。
特に、AWSの方々のセッションは普段聞く機会がないため、非常に貴重な体験となりました。
来年や再来年には自分も登壇できるよう、日々の業務で精進していきたいと思います。


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