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Helpx (ヘルピクス) のススメ 「世界中のローカルから学ぼう!!」

イントロ

こんにちは!!

日々の生活の中で、こんなことを感じたことはないでしょうか。

旅行を通して様々な人と交流したい、
パーマカルチャー/農的な暮らし/自然農法/有機農法を学びたい、
普段できない仕事や経験をしてみたい、
地域のディープでローカルな事情を知りたい、
第二のホームがほしい、
外国語を上達させたい、
いろいろな国の友達がほしい、
旅行をするとき、観光だけでは物足りない、
世界中の料理を勉強したい、
などなど。

そんな人に、Helpxというプラットフォームが紹介できればと思います。

Helpxとは、
「ある家族や人々(=ホスト)を手伝い、
 その代わりとして、
 無料の住み場所と食事を提供してもらう」

というサービスのことです。

つまり、
あなたの「労働(仕事)」
ホストの「住む場所+食事」を交換する
ということです。
Helpxは、Help Exchangeの訳語であり、
「助け」を交換し合うというのが根元にあるコンセプトです。
ボランティアとして、
ホスト(受け入れ側)と生活を共にしながら、
労働や経験をお互いシャアしていく、というのが基本です。

世界中の旅行者や何かを経験したい人が
このHelpxを使って、
世界中の人手を求めているローカルと一緒に
住み、働き、食べ、学び合い、シェアしあっています。

本記事では、
どんなことをHelpxで経験できるのか?
どんなメリットがあるか?
入会からホスト探しの仕方
“良い”ホストの探し方
私自身がHelpxを使う理由
を紹介していきます。

この記事の目標は
①読者さんがHelpxの概要や使い方を理解し、
②自身の興味関心や目標に合った有益な利用ができる

ことです。
是非、最後までお付き合いください。

私自身も、Helpxとそれに似たサービス(WOOFF)を通して、
世界のさまざまな場所で、
さまざまな新しい人と新しい経験を共有してきました。
その経験談も簡単に書いていけたらと思います。

人生一回きりです。
いろんな人と、いっぱい楽しんで、いっぱい学んじゃいましょう!



どんなことをHelpxで経験できるのか?


まず、最初にお伝えした、
Helpxとは何か?のおさらいです。

「ある家族や人々(=ホスト)を手伝い、
 その代わりとして、
 無料の住む場所と食事を提供してもらう」

ここでいうホストとは、
ホスト=仕事の手伝いがほしい人
   =食事や寝る場所を提供する人
   =ボランティアと一緒に時間を共有したい人
   =ボランティアと共に学び合いたい人
のことです。

一方で、
ボランティアとは、
    =仕事の手伝いを提供する人
    =労働の代わりとして、無料で食事や寝る場所を提供される人
    =ホストと一緒に時間を共有し、新たな経験を得たい人
のことです。

このホストとボランティアがつながる場所、
としてHelpx
があると覚えておいてください!!

Helpxでできる労働(仕事)は多岐に及びます。
例えば、畑の手伝い、収穫の手伝い、家畜の世話、家番、
薪拾い、薪割り、陶器づくりの手伝い、
家の掃除、子供の世話、ホステルやゲストハウスの管理、
カフェの掃除、アートプロジェクトの手伝い、
英語を教える、建設の手伝い、魚釣り、通訳と接客
サーファーショップの管理、などです。
労働(仕事)内容は必ず事前に分かるようになっているので、
ご安心ください。
自身の興味に合致するものがあれば、
応募してみましょう!!
また、これ以外にも、
実際にホストの元に訪れて、
適正や興味に応じて、様々な仕事を任される可能性もあります。
もちろん、作業が難しすぎたり、簡単すぎた場合には、
ホストは相談に乗ってくれます。

ローカルのおばちゃんとお菓子作りの仕事 @日本

どんなメリットがあるか?

世界中のローカルの人々との交流
世界には様々な文化を持った地域に根付いた、
ローカルの人々がいます。
普通に観光しては見えてこない、
ホストを含めたローカルの人々の交流があります。
ローカルな人々の生の生活や声は、
もっと豊かでディープです。
ソウルフードや住居、信仰や価値、
いろいろなものが見えてくるはずです。
その地を去る頃には、きっと別れが恋しくなっているはず!!
また戻りたい場所ができるかもしれません。

冬支度のために、地元の母ちゃんと松ぼっくりを拾う @トルコ

新しいことに挑戦できる
挑戦してみたかったけど、
環境がないためなかなか手につけられなかったこと
ってありませんか。
Helpxで多種多様な仕事があります。
やってみたことがないことをトライできるのは、
Helpxの大きな強みです。
建築や農業、サービスに教育と、
様々なジャンルから、
自身の興味にあったホストを探してみましょう。

最近はトルコにて羊飼いの挑戦 @トルコ

語学力が上がる
Helpxのホストは世界中にいます。
そうすると、自然と使われる言語は、
現地語か英語、その他の主流言語です。
もしも学んでいる言語があれば、
その国へ行き、ボランティアして、
現地の人と一緒に住み、
生の言語に触れることができます。
(労働付きの)無料のホームステイだと思ってください。

タイ/台湾/日本/フランス/シンガポール/イギリスから集まりました
英語か中国語が共通語でした @タイ

世界のいろいろな人々の交流
様々な国の人がボランティアとして
ホストの元に集まります。
仕事と共同生活を通して、
様々なバックグラウンドの人々とつながることができます。
中には、カップルが生まれたりもハート。

仕事後の休憩 @タイ

「持続可能な生活」、有機/自然農法、パーマカルチャー
これは特に、ファームステイの話ですが、
世界各国で、自然環境に配慮した、
農的な暮らしをしている人びとがたくさんいます。
土地を持たない人(私みたいに)にとって、
持続可能な生活、有機/自然農法、パーマカルチャーなどを
地域に根を張って実践したしている人々と生活を共にすることは
非常に有益な経験となります。
私も、自身の土地を持った時に、
「あの人のこれを自身の畑に取り入れたい!!」
というインスピレーションをいっぱいもらいました。

Less is more @ラオス

現地の料理を学べる
現地の人と共に住むからには、
現地の人々が食べるメシを食べることになります。
料理は非常に尊い文化です。
レストランではなく、地元の母ちゃんと父ちゃんが
作る料理を食べてみてはいかがでしょうか。
また、料理は、ある意味一芸にもなります。
ホストと一緒に料理を作って、
レシピを盗んじゃってください!!

台湾や中国でお馴染みのちまき作り!@台湾

子どもも参加できる
お子様がいる方に朗報です。
ホストによっては、
子どもの帯同が可能なホストがいます。
特に、ファームステイに多い傾向があります。
子どもに農的な暮らし、
持続可能な生活、自然、世界中の人々と
交流させたいというなら、
Helpxはオススメです!!

住む場所と食事が無料
これは旅行者に取っては本当に嬉しいことですよね。
ただし!!
ホストも頑張って働いてくれる人、
積極的に関わってくれる人、
積極きに学ぼうとする人、
を欲しています。
決して、タダ飯にありつく場所ではない、
というのは、肝に銘じておきましょう
(実際、無料の食事と寝床を求めてくるボランティアに
 ホストさんが憂いていました)。
また、ときどき、食事が含まれない場合があるので、
必ず、ホストのプロフィールを読んでください。


基本情報(食べる、働く、住む)

食べる

食事の形態は様々です。
ホストが作ってくれる、
ホストとボランティアが交互に作る、
食材が提供されるので、ボランティアが作る、
そもそも食事が提供されない、
のどれかのパターンになります。
また、食事について
宗教的、倫理的、身体的、好みの理由から、
食べることを控えている物がある場合には、
ビーガン、ベジタリアンフレンドリーなホストや
相談に乗ってくれるホストがいます。
プロフィールで確認ができます。
また、ホストにお礼として、
ボランティアが食事の準備をするといったこともあります。
得意料理の選択肢を持っておくといいでしょう!!

ローカルの母ちゃんが作るチョルバ @トルコ

働く

労働時間は、滞在先の方針によって異なります。
Helpxの推奨時間は4時間です。
ただし、忙しいファームなどでは、
6時間〜10時間働くこともあります。
必ずホストのプロフィールを確認しましょう。
また、興味がある仕事であれば、
交渉次第で長くすることもできます。熱意が伝わりますように!!
仕事の開始時間もホストによって変わります。
ホステルやゲストハウスといったホスピタリティー系は、
4時間を午前と午後で2時間づつに分けることが多いです。
ファームステイの場合は、
暑い時間を避けるために、朝4時から10時までやって、
あとは1日フリーになったり。
そもそも決まった時間がないというホストもいます。
休日に関しては4日から5日働いて
2日休みが基本です。

休み中は観光やリラックス、田舎散策に使いましょう!

休日は自由です。近所を散策しましょう! @日本

住む(場所や期間)

基本的にホストや他のボランティアと住居を共にします。
ほとんどの場合は、個人の部屋が提供されます。
ただし、一流ホテルに泊まるわけではないので、
簡素な部屋になるのが普通です。
また、他のボランティアがいる場合は、
寝る部屋をシェアすることもあります。
基本的に男女は別です。
また、滞在の最終日に、使っていた部屋を掃除するのが一般的です。

滞在期間はホストによって異なります。
ショートステイが可能な場合もあれば、
最低X週間以上など、期間が設定されていることもあります。
事前に確認をしておきましょう。
また、逆に長い滞在(数ヶ月単位)の場合は、
ホストと相談すれば可能です。
私も2ヶ月半のファームステイの経験があります。

滞在先には犬猫がいる可能性があります。
苦手な人は事前に確認をしましょう!@ニュージーランド

入会からホストに連絡をとるまで

アカウント作成自体は無料です。
個人情報とプロフィールを書きます。
次に、プレミアム会員になってください。
プレミアム会員になって初めて
ホストに連絡をとり、
滞在期間を話し合うことができます。

プレミアム会員への入会には
20ユーロ(3000円ほど)かかります。
2年間世界中のホストとつながることができます。

早速入会の手順を見ていきましょう。
Helpxのサイトを開くと下の画面があらわれます。
Join Nowをクリックします。

次に、”Register As Helper”をクリックします。

メンバーシップに関する同意を求められるので、
一読後に”I Agree”をクリックします。

次は基本的な個人情報の入力です。
簡単に見ていきましょう

1 Emailアドレス
2 一人の男性/一人の女性/カップルなど滞在の際に誰がくるのか?を選びます
3 パスワード
4 パスワード再確認
5 名前
6 名字
7 ニックネーム
8 年齢
9 電話番号(ない場合は記載不要)
 10 話すことができる言語(可能な限り選択可能)
11 出身国
12 現在いる国
13 次に行く国
14 食べれない物
15 アレルギー
16 どうやってHelpxを知ったのか?を選ぶ
1 自身のプロフィール
(例えば、Helpxを通して自身の興味や学びたいこと、キャリア、
学歴、趣味、将来やってみたいことなど)
2 自身の経験
(Helpxの仕事で役立ちそうな経験やスキルなど)
3 旅の友が欲しいか?

プロフィール作成終了後、
写真の添付と登録費用の20ユーロを払って、
いよいよホストとコンタクトが取れます!!

ホストを探してみましょう。
“Find Hosts”をクリックします。

プルダウンから地域と国(Geographical Region / Country) 、
仕事のジャンル(Host Category)を選びます。

興味や雰囲気、食事や住む場所、滞在期間などを
プロフィールで確認します。
もしも、気にいったら、実際にホストに連絡をしてみましょう。
“Send Massage”からメールを送ります。

電話番号が書いてあれば、相手の負担にならない時間に
電話しましょう。

メッセージや電話で伝えるべきことは最低でも下記の4つです。
①どうしてホストやホストのやっていることに
 興味を持ったのか。
②何を経験/学びたいか。
③いつからいつまで滞在できるか。
④食べ物(アレルギーや苦手なもの)


そして、ホストに確認するべきとは下記の1つです。
⑤どうやってホストのところまで行くか?
特にしっかり書くべきポイントは、
①と②です。
ホストはボランティアと一緒に生活するわけですから!


“良い”ホストの見つけ方

知らない人に家に泊まるということもあり、
少し不安になる方もいるのではないでしょうか。
そんな方にホストを探す上でのコツを紹介できればと思います。

①フィードバック(Rating)の評価とコメントを読む
Helpxでは、実際に滞在したボランティアが
ホストにフィードバックを書くことができます。
5つ星中5つ星は、ほとんどの場合は、大丈夫です。
念のためコメントも読んでおくといいでしょう。
②ログインの頻度
ホストのプロフィールに”Last Login”という欄が
あります。
ホストが最近でHelpxをチェックしたかがわかります。
つまり、この欄が最近であればあるほど、
こまめに目を通してくれているということです。
返信速度が早いホストの方が
よりボランティアにウェルカムです。
③写真が載っている
ホストの顔写真が見えていると
滞在先の印象が分かりますよね。
顔や滞在先の写真が上がっているホストを優先的に選びましょう。
④合わないと思った場合
実際に訪れてみて、
努力して結果、ホストと合わないと思ったら、
その旨を一度相談しましょう。
ホストも耳を傾けてくれるはずです。
加えて、事前に滞在期間を伝えたとしても、
何らかの理由でその場所から離れたい場合は、
その場を離れる権利があります。
ホストに離れたい旨を伝えた上で、
去りましょう。


私がHelpxを使う理由

最後に、僭越ながら私のHelpxを使用する理由を
紹介できればと思います。

私は主にファームステイをするために
Helpxを使用しています。
私は将来
田舎で環境に負荷の少ない
60〜70%自給自足ができる生活を目指しています。
しかし、現在はそれを実践する土地がない!!
だからこそ、世界中で、
持続可能な生活、自然/有機農法、パーマカルチャー
などをテーマに実践している人々と
交流し、学びを得ています。

いろいろなHelpxの用途がありますが、
ファームステイの強みは、
①世界中の土地の作物や料理を見ることができる
②様々な農的暮らしの体験ができる
③フィジカルが強くなる
④世界のいろいろな場所で田舎暮らし体験ができる
ことです。
今までのファームステイを通して、
羊飼い、鳥の屠殺、ちまき作り、
さつまいもの葉っぱの収穫、
豚の餌作り、
麦の収穫の後処理、
ハチミツ作りなど、
様々な経験をしてきました。
また、自然に負荷をかけない生活をする人々の
暮らしの工夫などを見てきました。
Helpxには三者三様の使い方があります。

皆さんも、自身の興味や目的、夢の実現のために、
Helpxを使ってみてはいかがでしょうか。
人生一回きりです。
いろんな人と、いっぱい楽しんで、いっぱい学んじゃいましょう!

育てた鳥を自身で殺して解体して感謝していただく、その練習 @タイ

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