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外国語学習再指導 スペイン語!! 

私が最近従事している農業の仕事は天候に左右されます。
雨の日は90%の確率で休みになります。
家を持たず、車やテントの中で生活を送る私にとって、
雨の日は「思わぬご褒美」「至極の贅沢」です。
大好きなアウトドアも、湖で泳ぐこともせず、
ただ静かにまったりする時間がそこにあります。
ただし、「何もしなくていい」という贅沢も
時としてちょっとした苦痛になります。退屈なんです。

とある日の雨。

そこで、最近、雨天の退屈な時間と向き合うという理由と、
ラテンアメリカへのWanderlust(旅への渇望)から、
外国語学習を真剣に再会してみました。具体的なターゲット言語はスペイン語!

今回シェアさせていただく学習法のテーマは
「楽しい」「あまりお金をかけず」「一人でもできる」
「中級者以上」です。

本記事では、
・「スペイン語を頑張る」と宣言して自身を鼓舞すること
・私のスペイン語の学習方法をシェアすること
・皆さんと外国語学習/スペイン語学習を盛り上げていくこと
が目標です。

外国語学習やスペイン語に興味がある方も、
そうでない方も、是非立ち寄っていってくださいね。

私のスペイン語のレベル

現在のスペイン語の実力
A2〜B1の間。
自身の慣れたシチュエーションや話題であれば、
内容を理解し、自身の意見が発言できる程度。
大きく言えば、中級入りたて、というところです。

スペイン語との馴れ初めとその後

18歳の時にペルー人の方に恋をしました。
まだまだ恋の手ほどきにおぼつかない私にとって、
唯一思いついた話しかけるきっかけが「スペイン語を習いたい」でした。
このペルー人の人と会話をするために、
スペイン語に興味があるふりをしていました。
毎日、1時間はスペイン語学習に費やし、会うたびスペイン語で話しかけました。「恋」というモチベーションは膨れ上がり、
大学でのスペイン語の授業の受講、民間のオンライン授業、自己学習を通して、どんどんスペイン語が話せるようになりました。
その人との関係の終わりは突然やってきてしました。
本国であるペルーへ帰ることになったのでした。
10ヶ月の学習の末に、そのペルー人はいなくなり、
中途半端に上達したスペイン語が残りました。

その後もスペイン語を使う機会がありました。
企業勤めをしていた頃、メキシコ人の同僚がいて、
スペイン語が少し話せるところから仲良くなり、
今では数少ない親友の一人である。
仕事でも役立ちました。
世界で2番目の話者数を誇る言語であるスペイン語。
どこに行っても、必ずといって良いほどスペイン語話者に会うことができます。
それは、仕事の時も一緒で、
ニュージーランドで養蜂の仕事をしていた時、
同僚に仕事のことについて話すときも、
英語が苦手な同僚には、スペイン語で話すことができました。

対人関係だけではなく、
エンタメや文学、音楽の層が厚い!!
NetflixでブームになったLa Casa De Papelはスペイン語のシリーズ。
私もどハマりでした。
言うまでもなく、ラテン音楽も様々なジャンルで世界的にヒットしています。
加えて、スペイン語圏は
パブロ・ネルーダやガブリエル・マルケスといった数えきれない
伝説の詩人や文学者を輩出しています。
映画や読書や音楽といった様々な側面でも、
私の人生にスパイスを与えてくれます。

スペイン語上達のために実際にはじめたこと

「目標をたてる」

言語(または、他のこと)を学ぶ上で、目標が必須だと思います。この目標を学習前に目を通すことによって、自身を盛り上げるという意図があります。スペイン語学習を再会する上で以下のような目標を設けてみました。

・南米で登山がしたい
・メキシコで美味しいトルティージャの作り方を学ぶ
・アマゾンの秘境に行きたい
・コスタリカに長期滞在したい
・コスタリカでスペイン語の語学留学をしたい
・コスタリカでファームステイをする
・メキシコの友人に会いに行く

スペイン語ができなくても達成できそうな目標ですが、
肝心なのは、学習のモチベーション(=「よっしゃ、今日もやるかという気持ち)が上がるかどうかです。
自分を盛り上げるために、アドレナリンをドバドバにするために上記の目標を設定してみました。学習前にこの目標を見るようにしています。今日もやるか!!という気分になります。

南米で登ってみたいレインボーマウンテン。
出典:https://www.walkmyworld.com/posts/rainbow-mountain-vinicunca

「学習を習慣づける」

まずは習慣づけること、または別の言葉で、毎日やること!!
言語でも他の何かでも、
上達させたいなら、まずは習慣的にすることが必須です。
毎日の積み重ねが本当に大切です。
習慣形成の名著である『Attomic Habit』にて、
非常に感銘を受けた文があります。

Habits seem to make little difference on any given day and yet the impact they deliver over the months and the years can be enormous.
(粗訳:日々のスケールで見ると、習慣は大したことがないように思える。しかし、習慣が長期的に積み重なっていくと、その影響は大きな変化として如実にあらわれる。

James Clear. (2018) Atomic Habits: An Easy and Proven Way to Build Good Habits and Break Bad Ones : Tiny Changes, Remarkable Results. Penguin Random House. 16.

「今日はスペイン語を勉強しなくてもいいか」と学習をサボとする。
その日だけで見れば、無害なように感じられます。
しかし勉強しない日が、1ヶ月、半年、一年というスパンで積み重なっていくと、
上達しない、または上達スピードが遅い、
という残念な結果が生まれてしまいます。
とにかく、毎日の積み重ねが大事!!
私の場合は、毎日45分スペイン語を学習するという習慣を埋め込みたい。

私の場合は、
・My Taskでのリマインド機能、
・スペイン語学習前に、My Taskでの目標の再確認
・朝にやってしまう
・オンライン単語帳がスマフォの一番アクセスしやすい場所に配置
この4つで実践しようと思います。とにかく毎日45分!!

 Tasksは非常に便利な無料Appです。スケジュール管理やTodoのリマインドなどで頻繁に使わせていただいています。

「読む/書く/話す/聞く/語彙を覚える」

おそらく皆さんも外国語を学習に
上達には、読む、書く、話す、聞く、覚える、というのは、
自明の理だと思います。
私の場合は、下記の6つの学習方法で45分以上の時間を取れれば、
よしとしています。

「音読+Google音声翻訳=読む/話す」

【手順】
Step1. 本を一冊買います。
(できれば、「読んでみたい本」、「母語で読んだことがある本」
がおすすめです。)

Step.2 語彙を調べたい時に、Google翻訳に発話
(読んでいて、語彙やフレーズ、パラグラフの意味がわからないときに、
Google音声翻訳をかけます。)

Step.3  Google翻訳を元に、内容を理解する

Step.4 気になる単語、会話で役に立ちそうな語彙だけ蛍光、あとでノートにまとめる。

【メリット】
語彙のインプット
発音練習になる
語彙を調べるスピードが速い
難しい本でも、Google音声翻訳を通して、すらすら読める

Gabriel Gracía Márquezの “Cien años y de soledad”に挑戦しています。少し難しいですが、今のことろ内容理解ができています。

「Duolingo=読む/書く/話す/聞く」

世界で最も使用されている言語学習アプリです。
無料ですが5回しかミスができません。

【手順】
Step.1 3つのお宝をクリアするまで続ける
(広告が出てきたら、空を眺めて深呼吸しましょう。
集中力が続きます。)

Step.2  役に立ちそうな語彙だけ携帯でスクショし、あとでノートにまとめます。

【メリット】
必ず音声の練習がある
オンライン環境があれば空き時間にできる
読む/書く/話す/聞くをバランスよく学習できる
文法の復習になる
ゲーム感覚で楽しい?

「Netflix、Youtubeなど=聞く」

私の場合はNetflixを使っています。
ほとんどの作品で、スペイン語字幕/音声があります。
ちなみに作品のおすすめは、
スリル/ちょっとグロい/麻薬OK・・・La Casa De Papel, Narcos, Berlin
スペイン語で見る名作・・・ジブリ全般(日本では見れませんが・・・)
などです。
まれに、Ted Talkのスペイン語バージョンも見ます。

【手順】
Step1. 好きな言語の字幕付きで、スペイン語の好きな映画やシリーズを見る

Step2. 楽しむ

Step3. 気になる/役に立つ語彙やフレーズをメモする/または、スクショする

Step.4 あとで語彙やフレーズをノートにまとめる

【メリット】
映画やドラマが楽しいので、続けられる
アメリカや日本の作品でも、スペイン語字幕/音声がついている場合がある
汚いフレーズが学べる

「格言、名言を覚えてみる=読む/話す/覚える」

Step. 1 ノートを用意する

Step. 2 かっこいい名言を調べ、書きとる

Step.3 覚えるまで音読する

【メリット】
ネィティヴスピーカーを驚かせることができる
音読ができるので発音練習ができる
人生の教訓や教養が得られる
(あまり役立たないかもしれないが)普段使わない語彙が増える

私はよく詩人のPablo Nerudaや作家のGabriel Gracía Márquezの名言
を漁ります。Google上だと、他にもHaruki Murakamiや哲学者などの
名言のスペイン語バージョンなどが見つかります。
短いものであれば、1日3つぐらいの暗記に努めます。
よく朝に言えたら合格。
言えなかったら、その日中にもう一回音読を試みるという流れです。

私はいつも持ち歩いているポケットノートに格言を残します。「愛」「自由」がテーマのものが多いですね〜。

「スペイン語話者を探し、話してみる=話す/聞く」

Step.1 話す

Step.2 便利なフレーズなどは適宜あとでノートにまとめる

傾向として、スペイン語話者にスペイン語で話しかけると、
そのままスペイン語で会話を継続してくれる傾向があります。
私の場合は、現在出稼ぎ労働者が多いタスマニアという地域にいるため、
比較的話す人が見つけやすいです。
もしもオフライン環境で話す相手がいない場合は、
ハロートークを使うのも有効です。

【メリット】

学んだことをアウトプットできる
ネィティヴの語彙やフレーズを学べる
モチベーションが上がる

「単語帳を音読する=書く、覚える」

Step.1 自身が使いたい、役に立ちそうな語彙/フレーズを見つける

Step.2 それをノートに書き、隣に意味を書く

Step.3 どこで聞いた/読んだを覚えられるように、原文を書く
(どういうシチュエーションで、その語彙やフレーズが使われたかを覚えておくと、思い出しやすくなります)

Step.4 その下に簡単な「自身が使えそうな文」考え、書く

Step.5 原文+自身で使えそうな例を両方音読する

Step.3/4が特に大切だと思います。Step.3の、実際に本や映画、会話などで使われた語彙やフレーズをそのまま覚えること。この覚え方をすると、「その語彙/フレーズを得た瞬間」と記憶が結びつくので、思い出しやすくなります。また、言語は文脈に依存します。「この語彙/フレーズは、こういう時に使う」ということを覚えておけば、文脈に即した言葉選びができるようになります。

Step.4 の「自身が使えそうな例」を覚えておくのも重要です。最も使う可能性がある文の方が覚えやすく、実際に話す際にも便利です。「格言、名言を覚えてみる=読む/話す/覚える」

【言語以外のことも勉強してみる】

45分にはカウントされませんが、
スペイン語圏に関連することならなんでもいいです。
例えば、北/中/南米で栄えたアステカ帝国/インカ帝国の歴史
を読んでみたりしています。
言語とその話者の真髄(コア)の部分に興味を持ってみると、
モチベーションにつながります。

こんな感じでスペイン語を頑張っていくことをここに宣言します。
私も言語学習自体の学びを深めていこうと思います。
読者の方も、スペイン語じゃなくてもいいです。
何か学習アドバイス等あれば、伺えれば幸いです。
ちなみに、ネパール語やアイヌ語も学習してみたいな〜と思っています。


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