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不規則な生活の中で継続する方法

探偵をやっていて一番自分の中で苦労したのは日々の仕事ではなく、不規則な生活の中、自分で決めたことを継続することです。
24時間365日、同じリズムで生活することは不可能ですし、夜中だろうが早朝だろうが仕事があれば対応するというスタイルです。
何かを継続するために武器になるのが、リズムとルーティーンです。
毎朝6時に走る、帰宅後1時間は勉強する、などはルーティーン化できればやり始めるハードルは限りなく下がります。
探偵だと、このリズムを生み出すことができない。
毎日予測不可能な中で何かをやり続けるのに、リズムやルーティーンに頼ることはできない。
しかし、毎日に溺れていたら、受動的な仕事の成長しかない。
仕事の外で、能動的に自己研磨をするべきです。

僕はその不規則な12年間の中で(特に、最初の5年間ぐらいは本当に不規則でした)、ずっと「ランニング」「筋トレ」「食事制限」「スペイン語勉強」「法律の勉強」「読書」「アウトプット」をやり続けてこれました。
今回は、その不規則な生活の中で編み出した、自己研磨=心身のトレーニングを継続する方法をお伝えします。

カテゴリーで分けましょう。
身体系
食事系
インプット,アウトプット系
です。

身体系

まずみんなが思いつくのが、ジムへ通うこと。今なら24時間空いているジムもありますから、そこへ通おうとする方が多いのではないでしょうか。
僕的には、これはNGです。
絶対行けなくなります。まず、ジムの用意をして出かけるというのがハードルが高すぎる。
これから僕がお伝えするのは、不規則な生活を送らざるを得ない人向けです。
毎日19時に仕事が終わり、帰りしなにジムがある方のお話ではありません。

僕が編み出したのは、「朝起きてそのままランニングを始める」です。
そう、パジャマのまま、起床と同時に靴を履き、外に出かけます。
そして、家の周りをぐるぐる走りましょう。
時間は、気の済むまで走ればいいです。無料です。
起きてから一旦落ち着いてしまうと、外に出かけないほうがいい理由を考え始めますよね。
起きてすぐなら、もう勢いで外に飛び出せます。
パジャマ姿が恥ずかしいと思う方は、自意識過剰です。人は他人がパジャマで走っているのを見ても、5秒でどうでもよくなります。
僕はこの方法で、週に3回はランニングを継続できています。
そう、毎日やらなくていいのです。3日に1回できればいい。なんて言ったって、不規則な生活ですから。
毎日自分を縛ってやらない期間が出るよりも、3日に1回、12年走っていたほうが健康です。

雨降ったらどうするの?雨でもパジャマで外に出るの?
そうやってできない理由を探し始めた方には朗報です。
雨の日は、起きてすぐに筋トレをするのです。
晴れて気持ちのいい日はランニング、雨やどんよりしている日は筋トレ。
筋トレなんて、器具は使わなくていいです。
腹筋、腕立て、スクワット、あとはオリジナルで鍛えたい部位をこなすだけ。無料です。
マッチョになりたい方は別ですが、自分本来の動きやすい肉体を維持するならそれで充分です。

食事系

食事は大事です。
付き合いや外食の時は好きなモノ食べればいいですが、朝や自分ひとりで食べる時は、小麦粉や白い砂糖のモノ、添加物は極力食べない。
肉中心に食べる。そして、腹八分目に抑える。
これだけで、健康的だし、まず太りません。
ここで問題になるのが、小麦粉と砂糖を抜くと、コンビニでのご飯調達がほぼ無理になる点です。
高級スーパーなどになります。
ではどうするか?高級スーパーで買いましょう。
今の所得で無理なら、消費者金融です。(闇金はだめです。)
5年後に所得は倍になるのだから、今は収支マイナスでも問題ありません。
身体に良いモノを取り入れましょう。
僕も借金をして小麦粉と砂糖を抜き、本を買いあさっていました。
自分に厳しくできる人は、どうせ収支は逆転します。贅沢ではなく、身体のため、脳のためにそこはケチらない方がいいです。僕は会社で利益を出せるようになるまでは、銀行以外の借金ありの社長でした(笑)
不規則な生活ならば尚更です。この身体と脳、腸の成分が、ルーティーンから外れていても、毎回やる気を出させるトリガーになります。とても重要です。

インプット,アウトプット系

語学の勉強や自分の将来に必要な勉強は、生涯続きます。
不規則な生活でこれを続けるのは本当に厳しい。
僕が編み出したのは、スマホに全てをいれることです。
読書はもちろん、勉強もスマホです。
音声を上手く使います。移動中は絶対音声を聞く、という「時間のルーティーン」ではなく、行動をトリガーとしたルーティーンを作ります。
これで、移動中は絶対に音声からのアウトプットができます。
そして、スマホで読む方の勉強は、家ではなく、買い物や仕事帰りに、駅のベンチ、もしくは車の中(コンビニの駐車場など)で1時間ぐらいスマホでインプットします。無料。
家やカフェという落ち着いた空間だと、なんでも創出するスマホは、遊び道具と化します。
しかし、ある程度行動が制限されている中だと、遊ぶ気になりにくく、集中力が増すのです。
これは隙間時間でも可能なのでおすすめです。

アウトプットでおすすめなのが、音声で入力できるアプリです。僕は音声変換というアプリを使っています。
誰かに話すかのように、インプットしたことや、考えていることをどんどんアウトプットしていきます。
これは、移動中でもできるのでおすすめです。
インプットと同じように、駅のベンチなどでやると集中できます。
これも時間のルーティーンではなく、駅のベンチに座る、という行動をトリガーとしたルーティーンを作るのです。

こんなやり方で、雇われ探偵時代は仕事以外のところでトレーニングしてきました。
その習慣が今でも続いていて、ジムやカフェへ行くお金がないわけではありませんが、家の周りをぐるぐる走ったり、駅のベンチでスマホでインプット、アウトプットをしています(笑)
それぞれ言えるポイントは、時間でルーティーンを作るのではなく、行動をトリガーとしてやるべきことを始めるということです。
あとは、常に「自分はグリーンベレー(アメリカの特殊部隊)の訓練生と比べたら、精神的にも肉体的にも、勉強やトレーニングはできる環境のはず」と鼓舞し続けることも大切です(笑)
実はこの気持ちの持ち方が一番の秘訣かもしれません。

ありがとうございます!!これからも精進して参ります(^^)/