見出し画像

自己満足の罠

「それって自己満足じゃないですか?」
僕が関わっている、ある「サービス」を売ることを目的とした会議の途中で放たれた一言です。

サービスを周知するために、会議出席者の一人が
「ショート動画を撮って、毎日投稿するのはどうでしょうか?」と発言した後と、
「Twitterでサービスの良い部分をつぶやいていくのはどうでしょうか?」と発言した後。
この2回に渡り放たれた言葉です。

その言葉を受けた、その場の全員が一瞬固まり、そのうちの1人が
「たしかに、自己満足で終わっちゃう可能性ありますよね。自分たちのことを自分たちで喋って、気持ちよくなって満足して、そこで終わりってよくありますもんね。。。」

会議は一旦仕切り直しになりました。

その「自己満足」という言葉を使う方は、結構な頻度でこの言葉を使う方です。
彼はそれにより他人を攻撃しているわけではなく、事実を言っているだけでしょう。

なにかを周知するために行うのに、自己満足で終わってしまうことはたしかに良くありません。
しかし、何度もその言葉を聞いていると、メンタルブロックがかかってしまうのも事実です。

おそらく、他人から「この動画、面白くない。自己満じゃん」と言われるのを、過度に恐れているからこそ、自己満足に反応してしまう部分はあると思います。
ですが、最初の1歩はみんな‘’そうなる可能性‘’があるということも忘れてはいけません。
会社や組織、個人が馬鹿にされるのは怖いですが、そこを通らなければ、そもそも‘’表現‘’ができない。
なのでメンタルブロックを作ることが一番良くない。

自己満足を越える唯一の方法は、‘’達成するまでやり続けること‘’です。
今回起きた会議での一コマは、僕が所属する団体でのことですが、昔自分の会社の中でも、上司が部下のやっていることに「それはマスターベーションだな(自分で気持ちよくなっているだけ)」と言っていました。
それ以来、部下の彼は周囲への表現が少なくなってしまっていました。

この「自己満足」という言葉は、‘’中途半端にやらない‘’という面では大切ですが、このようにメンタルブロックを作ってしまう言葉でもあります。
もし、自分の中で‘’自分が気持ちよくなっているだけかもしれない‘’という考えが浮かんでしまうのであれば、とにかくやり続けることを意識してみてください!
他者満足の後に自己満足という流れは素晴らしいですが、自己満足の後に他者満足まで‘’行きつくことができれば‘’同じことです!

ありがとうございます!!これからも精進して参ります(^^)/