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破壊と創造

2022年、今年自分の中で一番良かったことは
「探偵×○○」が実現できたことです。
探偵×エンターテイメント
探偵×ジャーナリスト
探偵×執筆
などなど、探偵に片足を深く入れながら、片足は別の分野に突っ込む。
表現が合っているかわかりませんが、ここ3年で思い描いてきたことが実現し始めたことが一番印象的でした。

上記以外にも様々な分野とコラボレーションができ、自分の新しい職域が倍々で広がる感覚がとても楽しい。
中でもやはり「取材」と「執筆」という分野がかなり核となり進んでこれました。
2つの分野でトライ&エラーを高速で回していくと、そこに自分だけの領域が広がるという感覚。
自分にしか実行できないだろうことが無限に広がっていくことがこれほど楽しいことだとは思いませんでした。
これはおそらく探偵関係なく、世の中の様々な分野で起こっていることなんだろうなと思います。

その過程の中で、いくつか自分になりに気づいたことがあります。無意識にやっていたことと、実行の振り返りの考え方です。
無意識にやっていたことは、とにかく1つの事象を深く掘り下げること。
そしてそこからエッセンスを取り出し、別の分野に降り注ぐ。
あとは、実行です。考えて終わるというのは、何も創造しないことと同義です。実行することで、ようやく世の中に接触できます。

実行の後は。。。破壊と創造です。
実行後に振り返り考えるのは、その体験を破壊すること。
ただ創造するというのはどこか淡泊で、表面上の「美」しか表現できません。
例として、僕が10年以上ハマっている「陽気さを生み出す一番の要因は、根底にある陰鬱さにある」という考えは、シンプルに積みあげられたものだけではとても表現できません。
僕が惹かれ続けている「ラテンの陽気さ」のように、破壊を知らなければ理解すらできない。
そこで、誤解してはいけないのが、シンプルなものを破壊するということは、表現そのものではないということです。
探偵の枠外の表現方法に思考を巡らせるうち、先に「破壊」がありその上に「創造」があるという構造こそが、根底が見えない「美」を表現できるのではないか。
ということに辿り着きました。
これはアートのことを言っているのではなく、考え方についてです。
この破壊の先の創造という考え方が、なにか新しく刺激的なことを生み出せるポイントです。
そんなことに気づかせてくれた2022年、明日からはこれまでの探偵を破壊して、まだ日本にない探偵を創造していきたいと思います。

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ありがとうございます!!これからも精進して参ります(^^)/