久々のミュージカルを見て考えたこと
年始に多分10年ぶりに劇団四季のアラジンを見に行きました。映画館も没入感を味わえますが、ミュージカルや演劇などは没入感ももちろんですが、観客も一緒につくっていくという感じが新鮮な感覚でした。
その上で、コンテンツの伝え方のヒントになりそうな気づきをメモ書きがてら残しておきます。
①開始前
舞台の最初と途中休憩後の最初は音楽は流れてましたが、なかなか幕が開かない。焦らされているような状態です。
焦らされると当然観客の期待値は上がっていき、どんなことが始まるんだというワクワク感も増していきます。
②開始直後
①の開始前の話にもつながっていきますが、開始直後、特に途中休憩後の開始直後は一度現実世界に戻った観客のテンションを休憩前の状態まで戻さなければなりません。
以前みたライオンキングの場合は、某芸人のネタで有名な「心配ないさー」の後が休憩になった記憶があります。(昔の記憶なので、誤りの可能性があります)。休憩後はすごい歌っていたなという記憶があります。
アラジンの場合、一番最初に観客を引き付けるのが、アラビアンナイトのシーンでしょう。ディズニーの映画の方だとそこまで大きな盛り上がりがあるシーンではない印象ですが、ミュージカルの場合は一番最初に大きな盛り上がりがきます。そしておそらく前半の一番大きな盛り上がりがフレンドライクミーの部分です。ここから少し話が進んで休憩に入ります。
どうやってテンション戻すのかなというのが個人的にすごい気になって見ていましたが、観客を巻き込んだ拍手等でもう一度物語の中に戻していきました。
やはり、ストーリーの構成や演出がよく考えているんだなと奥深さを感じました。
③全体を通して
アラジンはディズニーで実写もアニメでも映画化され、ストーリーの認知は高い作品です。そんな作品でも、ほぼ毎日劇場が満員に近い人数はいるのはなぜなのか。(ライオンキングは究極系です)
舞台という表現に制限がある中で、観客を満足させるものがあるということになります。同じ内容であっても観客を満足させる、どうすればそんなことができるのかこれにはもう少し研究が必要です。
今年は映画以外のエンタメの世界ももう少し触れてみようと思った年明けでした。
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