『怪物』を観たよ #週報「だれかにあのね」 #26
こんにちは。今週のできごとをお伝えします。
怪物を観た
映画『怪物』を観ました。
すさまじい2時間でした。
観た後、1番強く思ったことは、「登場人物みんながみんな、等しく、被害者と加害者という「怪物」で、それが人間なんだ」ということでした。
脚本の構成からしてそのように描いているなぁと感じました。最初は正直、「お客さんと同じペースで隠された事実を知っていく登場人物が必要ではないか」と思いました。
でも、よく考えてみると、現実では、私たちは「そのこと」に気づかず、知らないままこの世界を過ごしている。それがこの映画のメッセージではないか、と思いました。
そう思うと、ゾッとしました。
俳優さんたちの演技、みんな良かった。安藤サクラさんのお母さん像は、リアルすぎて、全然キャラクターではなかった。坂本裕二さんの描く、永山瑛太さんの人物が好き。ちょっとふわふわしているというか。そんな人がこの物語に巻き込まれていく姿は、よりかわいそうに感じてしまった。
そして、校長先生を演じた田中裕子さん。お客さんに一歩も歩み寄らず、ただその世界にいました。それが本当に素敵でした。
2回目観に行こうかな、と珍しく思っています。それくらい何か心にきました。
次回作のアイデアを考えている
相変わらず、次回作のアイデアを考えています。ひとつ、要素として思いついたものがあります。でも、それを描くにはなかなかの覚悟がいりそうです。まぁ、今までの作品もそうだったのだけれど。
今週も読んで頂きありがとうございました!