一軍投手が二軍でやられる理由

開幕前に実践を繰り返す事で選手は技術とコンディションを練り上げていく。オープン戦には一軍、二軍からさまざまな選手が入れ替わり立ち替わり出場することで首脳陣は選手を見極め、選手はアピールをする。

投手に関しては先発投手は順調に進めば、3回、4回、5回とイニングを伸ばし、体力的にも開幕に近づけていく作業をする。ローテーションを守る事を期待されている選手が長いイニングを投げると残りのイニングが限られるため、選手によっては二軍の試合に調整登板として投げに行くこともよくある。タイミングによってはエース級の投手でさえ二軍の試合で投げることさえある。

その中でよく見る光景がある。一軍レベルの投手が二軍の試合でボコボコに打たれるのだ。イニングや球数を投げる事を目的として来ているので、よっぽどの事がない限り主力投手ならばその結果は気にされることはない。では何故レベルの高い一軍の主力投手が二軍相手に捕まってしまうのだろう?これにはちょっとしたカラクリがある。

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