ハイコンテクスト社会の私がローコンテクスト社会の国で失敗した話

この7月から、オンラインでカナダのcollege pathwayのコースに入学しました。9月からcollegeに進学できるかどうかは、今いるクラスでの成績にかかっています。。。

今週月曜日から語学学校が始まりました。昨日までは、そこそこいい感じ。
ドイツとは違うね、うんうん、よかった。なんて思っていたのも束の間。
(ドイツに住んでいた時に、カルチャーショックなどでノイローゼになったことがありまして。。。)
クラスが進むスピードが早いので、わからないところは「わかりません」と手を挙げて言う必要があります。自分がどこが分かっていないのかを瞬時に掘り下げて、それを英語で伝えるというのは訓練が必要だなぁ……と実感したんです。

ハイコンテクスト社会……文化人類学者のE・H・ホールの理論における文化の区分の一つで、コミュニケーションに際して共有されている体験や感覚、価値観などが多く、「以心伝心」で意思伝達が行われる傾向が強い文化のこと。
東アジア、中東などが主にそうらしいです。

ローコンテクスト社会……コミュニケーションや意思疎通を図る際に前提となる文脈や価値観が少なく、より言語に依存してコミュニケーションが行われること。言語で表現された内容が高い価値を有する傾向にあり、思考力や表現力、論理的な説明能力やディベート力といったコミュニケーションに関する能力が重視される。欧米を中心とした移民国家に多い。

英語になってしまいますがこんな動画を見つけたのでupします。
日本は、70%のことを伝えれば理解してもらえるのに対して、アメリカでは、150言って100伝わる感じらしいです……><

海外に住んでいらっしゃる方に、お聞きしてみたいです。
どうやって、ローコンテクスト社会で伝わる外国語が話せるようになったかの思考回路というものを……

そういう経験をお持ちの方いらっしゃったら、ぜひ教えて頂きたいです!


オンラインクラスで、グループディスカッションのためにブレイクアウトルームを作ります。今日は、そのブレイクアウトルームでのディスカッションのあり方について、クイズ形式でみんなで考えるワークがありました。

collegeのポータルサイトの中に、オンラインクラスのリンクがあって、そこまでたどり着くのに3クリックかかります。そして、授業中に先生が突如「○○にある、〇〇ってファイルを開けて!」と言います。まだ操作に慣れていない私は、えっと、えっと……となります。

授業が始まる前に、クラスで使いそうなオンラインのサイトをあらかじめ開いておいたり、今日の授業で使うファイルをcollegeのポータルサイトにアクセスして開いています。クラスのみなさんは慣れているんでしょうかね……。

私は、どこにあったっけ……ともたついています。その間に、オンラインミーティングのスクリーンがどこに行ったのかわからなくなりました。。。Zoomを使っていたら、デスクトップにあるZoomのアイコンをクリックすれば良いとわかります。今回の私が遭遇した、オンラインクラスのスクリーンがどこに格納されてしまったか、、、ポチポチとアイコンを色々押してみるのですが見当たりません。もう一度、collegeのポータルサイトの入り口まで行って、入り直そうとするも「既に参加しています」と表示されて入れませんでした。。。

単純に、操作に慣れていないかったんです。この一連の内容をどのように英語で言うのか……と考えたのですが、瞬時に言えませんでした。

先生にブレイクアウトルームで、参加できていない仲間がいた時にどんな解決策がある?と質問を投げかけられて、誰かが手を挙げました。そして、「何度も声をかけます」と答えました。

自分のことを振り返ってみると、オンラインクラスのスクリーンがどこにあるかわからなくなった=操作に慣れていないくて、グループワークについて行けないこともある、そう言いたかったのに、全く違う風に伝わってしまいまいました。先生は首を大きく横に振り、「No! それはよくない!」という答えが返ってきました。「私は少なくとも10分前にきて、ちゃんと使うファイルやら、スクリーンを整えて参加しているのよ!!それをやればいいだけでしょ?」と大きな声で言われてしまいました。

チーーーン。。。

なんか、その反応が私には強すぎて血の気が引いていきました〜。そして、もちろん今日はほとんど身が入らないで終わりました。(汗)

個人的に思うのは、日本人は英語が苦手なんじゃなくて、以心伝心に頼っている国の人(ハイコンテクスト社会:日本)が、言葉ではっきりと伝える国(ローコンテクスト社会:アメリカやカナダ、ドイツなどの欧米)の人と交流したら、ローコンテクスト社会の人から、「どういう意味?あなたの言っていることがわからないよ」と言われるか、「No!それはありえない!」と、こちらの意図することとは違う風に理解されてしまいますね……。
何を言葉にする必要があるのか、、、言葉で全てを語るのが得意な日本人もいますが、私はどうやら違うみたい。

これから頑張らないと!言語を勉強すると同時に、文化も勉強しないと。

もしかしたら文化を知る方が、言語が流暢に話せるよりも大切なのかもしれないですね。いい教訓になりました。



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