自分の目で見て感じるインプット、始めませんか?
この記事は2017年10月27日に執筆された記事です。
こんにちは、デザイナーの浜野です。
せっかくのお出かけシーズンなのに雨ばっかりで、ちょっと外出するのも躊躇しちゃいそうですね。
みなさんは日々の業務のなかで、インプットに費やしている時間をどのぐらい確保できているでしょうか?業務に追われ、なかなかインプットに注力できない、というケースも多いかと思います。
最近では様々な情報がWebからインプットできるようになっていますが、モニター越しや書籍では養えないような、実際に自分の目で見て、触れてみてインプットすることも重要になってくるかと思います。様々なインプットの経路を持つ事が、柔軟な発想、質の高いアウトプットへと繋げることができるのではないかと、私は考えています。
クラウドワークスのUXデザイングループでは、読書会や勉強会などの時間を設け、Webデザインにおけるノウハウなどをチームで学んでいくことに注力しています。
今回は私自身が、実際に自分の目で見てインプットしていくことにもっと時間を費やしたいと思い、最近行ってきた、行きたいデザインの展示会などをご紹介したいと思います。
行ってきた
AMBIENT 深澤直人がデザインする生活の周囲展
2017年 7月 8日 - 10月 1日
プロダクトデザイナーの深澤直人さんの、意外ですが日本では初となる個展でした。
AMBIENTというタイトルにも込められているように、深澤さんが考えているものの形を作るのではなく「ものと人の間」を考えるということ、の大切さに触れられるとても興味深い展示でした。
しかし、日常で使用するプロダクトの展示だったのですが、会場に展示してある椅子などの製品は一切触れることはできず、深澤さんが大切にしている真意に触れるには至れなかった、というのが心残りでした。
次回は是非とも、作品に触れられる展示をしていただきたいです…。
LUCERNE FESTIVAL ARK NOVA
2017年 9月 19日 - 10月 4日
現代彫刻家のアニッシュ・カプーアと、建築家の磯崎新さんによる、音楽や芸術を通して東日本大震災の復興支援として活躍した“移動式”コンサートホール「アーク・ノヴァ(ARK NOVA)」が東京ミッドタウンにやってくるとのことで、こちらも見に行ってきました。ポリエステルの巨大なバルーンのような構造、中心のドーナツホール、赤紫のボディなど、まるで巨大な生き物の体内にいるような、奇妙な体験をする事ができました。
組版造形 白井敬尚
2017年 9月 26日 - 11月 7日
ブックデザインや雑誌のデザインをはじめ、タイポグラフィを中心としたデザイン分野で活躍する白井敬尚さんの個展。
活字好きにはたまらない展覧会となっており、かくいう私も非常に楽しみにしていた展示ということもあり、つい浮かれてポスターを買って帰るほどでした。
私たちが普段使って入る日本語を、読みやすく美しく表現する仕事術に触れることができる貴重な展示会でした。
今行きたい
GRAPH展 @クリエイションギャラリーG8
2017年 10月24日 - 11月22日
クリエイティブとビジネス、デザインと印刷、経営者とデザイナー、など異なるジャンルを軽々と越境し、人の心に響くコミュニケーションデザインを創造し続ける北川一成/GRAPHの仕事の秘密に迫る展覧会です。
私が学生の頃からの憧れであり、師事して学ばせてただいたこともある、北川一成さんの仕事術に触れられる貴重な展示です。
展示会の内部にある「GRAPHマルシェ」では、関連商品を実際に購入することができるなどの楽しみもあるようです!楽しみ!
マリメッコ・スピリッツ @ggg
2017年 11月15日 - 2018年 1月13日
現在のマリメッコを支えるデザイナー、パーヴォ・ハロネン、マイヤ・ロウエカリ、アイノ=マイヤ・メッツォラ-、フィンランド生まれフィンランド育ちの彼らが、あえて“JAPAN”というテーマで新作パターンに挑戦するというとても挑戦的な展示です。
私はまた、ここでもポスターを購入したいと思っています…あとは実際にパターンも売ってくれたらとても嬉しいです…。
さいごに
いくつかご紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。
自分の目で見て感じるだけではなく、それを他者と共有したり意見を交わしててみるのも、新しい発見に繋がり、より柔軟な発想が生まれるかもしれません。もし少しでも興味がありましたら、デザインのインプットを楽しんでみてはいかがでしょうか?