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手書きフォントを作ってみた件。

デザイナーのKatsuoです。遅くなりましたが、今年もよろしくお願いいたします。突然ですが、デザインに手書きのコピーが入っていると、親しみやすくなったり、ナチュラルな印象になったりするので、よく使います。いつもアナログの紙にペンで書いて、スキャナーで取り込んで、パソコンで調節して・・・といった風に手書きコピーを入れていたのですが、前々から自分の手書きフォントがあれば作業工程減らせないのかと思っていたので、今回フォント作成にチャレンジしてみました。


Calligraphrで作ってみる

まず、使用したのがCalligraphr(カリグラファー)というオンラインツールです。

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サイトはこちら

1.メールアドレスの登録を行う
2.作りたいフォントの言語を選び、フォーマットをダウンロードする
3.テンプレートに文字を書き込む(アナログでもデジタルでもOK)
4.テンプレートをアップロードすれば、自動で文字を読み込まれる
5.フォントとして書き出せば出来上がり

無料版だと75文字という制限があるので、ひらがなだけですが無事に手書きフォントができました!さっそく打ち込んでみます。

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テンプレートの貼り付けがよくなかったみたいでサイズにばらつきがありますが、なかなか味がある仕上がりです。でもひらがなだけだと使用用途が限られますね。



iFontMakerで作ってみる

調べていると、ipadのアプリで簡単にフォントが作れるものがあるということでそちらを使用して再チャレンジしてみました。

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こちらの「iFontMaker 」というアプリです。ダウンロードはこちら

1.iFontMakerをダウンロードする(980円)
2.下書きにするフォントを選ぶ
3.ペンの種類と太さを選ぶ
4.ひたすらiPad pencilで文字を書き続ける
5.フォントとして書き出せば出来上がり

日本語は小学生で習う漢字まで登録することができました!漢字を書く作業がかなりつらかった。でもがんばったかいがあって、こんな出来上がりです。

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下書きに既存フォントを使ったので、私にしては整った文字に仕上がりました。


配布してみる

せっかくなので配布しちゃいます。 (商用・個人利用可、再配布禁止。)※著作権は放棄していません。※使用によるトラブルは一切責任を持ちません。もし使用した方がいたら教えてくださったら喜びます。


最後に

フォント作りはソフトが高価だったりして敷居が高いイメージがあったのですが、手書き文字くらいなら意外と簡単に作れるサービスがありました。楽しかったしせっかくiFontMakerを買ったので、他のフォント作りにもまた挑戦したいです。

でもやっぱり、これからもペンに紙で書く可能性が高いような気がします。そのほうがそのデザインに似合う文字が入れられるので…。実は太さとか雰囲気とか微妙にいつも変えるんですよね。でもラフデザインにとりあえず入れてみたい場合などは使えそうです。

文字を書くだけでこんなに疲れるのだから、沢山文字を調整するフォントデザイナーさんたちは本当にすごい。