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美術品の運送と展示|非美大卒が0から造形を学ぶ#13

美術展ぴあ2024をめくる今日この頃。今年も注目の展覧会が目白押し。

そんなときふと思ったのが、美術品はどんな人がどうやって運んでくるんだろう?ということ。各国から非常に繊細で社会的にも資本的にも貴重な美術品が運ばれてくると考えると、もう想像できないほどの緊張感。。

モナ・リザがアメリカが展示される際には、ジャクリーン・ケネディ大統領夫人(当時)が交渉に参加するほど、政治レベルの調整が必要があったようだ。


調べてみると横浜美術館が主催するポッドキャストに日本通運株式会社で30年以上美術品輸送に携わってきた方がゲストで登場していた。1つのミスも許されない現場の緊張感とやりがいを肌で感じることができる。

絵画は「WALL TO WALL」。運ぶだけでなく、「壁から絵画を外す」「展示(設置)する」までが仕事であるという言葉が印象に残った。

他にもYoutubeでは、国の重要文化財「釈迦如来立像」を運ぶ際の様子が紹介されていた。

また美術品に特化した美術品梱包輸送技能取得士資格もあるようだ。資格保有者数も公開されており、日本通運株式会社とヤマト運輸株式会社が最も多かった。

また美術品を運送する際に保険も必要だ。フランスやアメリカでは国家補償制度があるが、日本ではこちらを見る限り民間保険のみのようだ。


今回調べてみて、展覧会ができるまでの流れも知りたくなった。ギャラリートークに足を運んでみたり、「そろそろ美術の話を…」を聞きながら少しずつ学んでみようと思う。ではまた!

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