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数をこなせるのが天才

アイデアが出ない。すぐに諦めてしまう人、自分には才能がないと決めつけてしまう人。

そう思う前に、あなたは、いくつのアイデアを出したでしょうか?

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電通で佐藤雅彦さんと一緒に仕事をさせていただいていた頃、僕は雅彦さんのことを「天才だ」と思っていました。

雅彦さんはよく「全然関係ないクライアントの企画を思いついちゃった」なんて言いながら、僕にもそのアイデアを見せてくれたりしました。そういう時の案はどれも自主プレをしたら絶対に通るようなアイデアばかり。

だから僕は、雅彦さんのことを本当に天才だと思っていたのです。

ある日、僕はずっと胸の中にあった「どうしたら、そんなにたくさんの素晴らしいアイデアを出せるのか?」という疑問を雅彦さんにぶつけてみました。

そうしたら、雅彦さんはこう答えたんです。

「まず100のアイデアを出します。もしも、その中に”これは!"と思う案がなかったら、また100出す。良いものが出るまで出し続けるんです。そうすれば必ず良い案は出るから」と。

驚きました。

だって、それは確かに正しいー正しいけれど、ものすごい集中力と体力が必要だと僕は感じたからです。

天才と呼ばれたクリエイター・佐藤雅彦さんが、普通の天才ではなく、努力と体力の、すごい天才だったと知った瞬間でした。

シンガタ/松田康利 『広告営業力』誠文堂新光社より抜粋

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様々な代理店の営業担当者の話を集めた本ですが、とても良い内容です。

天才と思われる人には、必ず数をこなす才能というか努力があります。

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