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#029:経営戦略の流れ
兵庫県神戸市を拠点に活動しております「まじわるデザイン」代表の戸田裕之です。
「ムダをなくしたいだけ」です。
今回は、敬愛する三谷宏治さんの「経営戦略全史」から。
三谷さんは、1900年代からの経営戦略の流れを4つの期間で捉えています。
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テイラーさんの科学的管理を先頭に置いていることがユニーク。テイラーさんは私が強い影響を受けた人のひとりです。
科学的管理は人間性を無視しているといった印象をもたれることがありますが、大きな誤解です。
テイラーさんの著書にはこんなことが書いてあります。
「一人ひとりが自分に最もふさわしい役目を担い、自分の持ち味を最大限に発揮すると同時に、独創性や自主性を失わずに他の人と歩調を合わせ、かつ上からの管理にも従う-そんな時代が幕を開けようとしている。」(フレデリック W. テイラーさん、「科学的管理法」)
経営学が盛んになった1960年代以降は、ポジショニング派、ケイパビリティ派、アダプティブ派という3つの大きなトレンドを経て現代に至っています。
![](https://assets.st-note.com/img/1711118341767-RbFqu1tnb5.png?width=800)
学問の世界では排他的に論争されていますが、特に日本企業の場合では、明確に意識をされないことが多いです。例えば、ポジショニング派のフレームワークを使いつつ、実態はケイパビリティ重視で考えているようなことがあります。ファイブフォース分析で市場を評価した後に、それはそうとして自社の強みを活かしてがんばるぞという戦略が書いてあるとか。
意識してそうしているわけではないので、アダプティブとも違います。まあ、実践としては、うまく行けば良いのです。
こんなことを頭に置きながら、いろいろな企業さんがやっていること、いろいろな人が言っていることを見聞きすると、おもしろいのではないでしょうか。
写真は、土讃線・香川県区間の3月下旬の車窓風景です。いつの間にか麦が大きくなっています。あと2か月もすると麦秋で一面黄金色の景色になります。
===誰一人取り残さない===
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