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#034:コミュニケーションの3つの壁
兵庫県神戸市を拠点に活動しております「まじわるデザイン」代表の戸田裕之です。
「ムダをなくしたいだけ」です。
事業が成果を出すためには、計画・チーム・システムの3つが大切です。
今回は、良いチームを実現する条件としてのコミュニケーションについて書きます。
なお、日本チームビルディング協会の考え方に基づいた内容になっています。
お客さまとのプロジェクトが始まるとき、私は最初に「成功循環モデル」を説明します。
その次に、チームづくりにおけるコミュニケーションの重要性の説明をします。
成長と成果を生むチームを実現するためには、コミュニケーションが重要な要因になります。リアル/バーチャルを問わず、コミュニケーションを大切にしないグループは、チームになりようがありません。
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「コミュニケーションは100%他者評価」ということがポイントです。
コミュニケーションというと、話し方教室に通おうかという方にいってしまいがちですが、自分のことよりも先に相手のことを考える必要があります。
チームによってメンバが違うわけですから、自分が今なんとかしたいと考えているチームについて、どういうメンバがいて、メンバたちはどういうコミュニケーションを望んでいるのか、今それが実現できているかどうかをよく考えましょう。
考えるための参考になる一般論として、コミュニケーションには3つの壁があると言われています。
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人はそれぞれ別の人格があるので、一体にはなりようがありません。
➀あいまい性の壁
まず、相手に伝えたいことをできるだけ正確に使えることが必要です。
あいまいな内容では、伝わったような状況になっていても実は伝わっていないということがあります。あいまいさを排除することが大切で、そのためには、伝わったかどうかを繰り返し確認することが有効です。
また、用語の定義を共有するとか、口頭だけではなく書き物にするとか、いろいろな工夫をしましょう。
②関係性の壁
相手が聞く耳を持っていないと、がんばってあいまい性を排除して、少なくとも形式的には伝わっていても、右から入って左に抜けてしまうかもしれません。
こういう悲しいことをなくすために、チームメンバとは、お互いの本音や本心を理解して、真の問題を話し合うことができる関係性を構築したいものです。
例えば、チームとして他者受容の雰囲気を作ること、その上で、できるだけの自己開示をしていくことが有効です。
③存在の壁
自分が他人から見てどういう存在になっているかを意識することが大切です。相手から話しかけやすい存在になっているかどうか。「近くに寄るなオーラ」を発してませんか。また、「あの人はそっとしておこう」と思われていませんか。
意識してそうしている人は改善の可能性があるとして、自分はその意識がない場合が問題で、よくある話です。
第三者に入ってもらって客観的な意見を聞いてみるとか、意図的に自分が抜けて他のメンバだけで行動してもらうとか、気づくための方法はあります。
というような説明をした上で、メンバの皆さんで、改善のための行動を検討してもらいます。こんな感じです。
この3つの壁を自己採点してみましょう。そして、チーム内でお互いの評価をつきあわせてみましょう。なにかしら気づきがあるはずです。
その上で、チームとして、この壁を越えるために、メンバ全員がどういう行動をとるかを決めて実行しましょう。
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写真は、高知県四万十市の後川(うしろがわ)です。手前に大きなフジの木があります。のどかな田園風景で、田んぼがあるあたりには昔の水車があって観光地になっています。
四万十市(中村)は、四万十川と後川に挟まれた中洲です。京都からやってきたお殿さまが京都風の場所を選んだのかもしれません。
なお、後川という名称の川は日本全国にあって、Wikipediaの「あいまいさ回避のページ」には20個の後川がリスト化されていました。ちなみに、前川はもっとたくさんあります。
===誰一人取り残さない===
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