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【0章はじめに】フリーランスのWebデザイナー。時間は自由でも、楽な商売ではない事を肝に銘じてください。

このnoteはフリーランスなWebデザイナーになりたい人の役に立てるといいなと思って書いています。

フリーランスとして最も必要な事を最初に伝えておきます。
私が起業して18年の間に自分なりに学んだビジネススキルです。

私は毎日、自宅で自分が仕事をしたいと思う時間に仕事をしています。
早朝まで寝ないで仕事をする日もあります。波があると思えば、その日はお休みにしてサーフィンに行く日もあります。少し疲れたと思えば昼寝をする日もあります。

私は私の予定で動くことができます。
クライアントからの案件も受注するかどうかも自分で決めます。
納期はクライントの都合と私の都合を擦り合わせて決める事ができます。

作業費も自分で決めることができます。
同じ案件でもクライアントによって価格を変えることもできます。
納期によって価格を調整することもできます。

自分がやりたいと思うことを自分のペースでやることができる。
それがフリーランスです。

フリーランスのメリットである「自由」の代償

自由の反対は不自由。その不自由は「収入」です。会社に勤めているわけではないので、仕事は営業しないとありません。

私が起業した当初、SOHO(スモールオフィスホームオフィス)という働き方が注目された頃でした。私はまさにそのSOHOとして起業したのです。
ノートパソコン1台が自宅にあるという状態。
当時同じようにSOHOデビューした人が沢山いて、そんな人たち同士でチームやグループを作り、互いに協力しあいながら仕事をしていました。
私も最大で50名くらいの外部スタッフがいた時期がありました。

直近で仕事があるというわけではないのですが、大きな案件に備えて、お仕事募集を出すと、すごい数の応募がありました。価格が安くても実績が欲しいということで引き受けてくれる人も多数でした。

しかし、1年もたたないうちにそういう人たちは私の周りからいなくなりました。

なぜSOHOが消えていったのか?

その答えは、直接取引できるクライアントを作ることができず、いつまでも下請け状態。収入が安定しないため、起業したのにまたどこかの広告代理店やWeb制作会社、派遣などの定職に戻っていったのです。

直取引の出来るクライアントがいても、リピートがなければ継続した売上を作ることはできません。

つまり、フリーランスとして収入を安定するには
●直取引
●継続して発注
●毎月の新規
この3つが必要になるということです。

そしてこれは営業力があればよいということではありません。

「スキル」が必要です。Webの世界は日進月歩。日々進歩しています。
ツールの扱いもVerが上がるたびに新しい機能を覚えます。
デバイスやブラウザが増えればそれに対応するスキルも必要なのです。

冒頭でも書きましたが、このnoteは
フリーランスなWebデザイナーになりたい人の役に立ちたい
だから書いています。

最初から夢も希望も無くなるような話ですが、現実を知っておかないと、私の周りから消えていった人たちと同じ結果にならないとは言えません。

本当にフリーランスでWebデザイナーをやっていこうと思うなら、このことは覚えておいてくださいね。


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