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U-motion Platformのロゴができるまで
デザミスが提供するサービスの基盤「U-motion Platform」。これは、畜産関係者の方々をつなげ、新たな交流を生み出し、畜産業界全体の業務効率化を目指すための取り組みです。
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コンセプトは「つながる想い、羽ばたく畜産」。
このコンセプトを表現するためのロゴが決まるまでの紆余曲折や、またこのデザインに込めた想いを、選定メンバーであるCTO・小佐野さん、経営企画室広報担当・岡田さんにお伺いしました。
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─ロゴの制作はいつごろから始まったんですか?
岡田:
2022年6月ぐらいですかね。U-motion Platformという取り組みが概念的なものですから、これを通してやりたいことだったり、目指すものだったりなどのすり合わせから始まって。これを捉えるのになかなか苦労しましたね…。
─どういったアイデアやコンセプトワードが出されたんでしょうか。
岡田:
ええと、どれからお話していいのやら…!小佐野さん、開発部署所属でデザイナーの桑名さん、経営企画室の菊池さん、私、他にもたくさんの方々と連日とにかくいろんな話し合いを重ねたものですから。U-motion Platformをスタートする目的はなんだ、ロゴでは何を表していないといけないかなどなど…。
そういった話し合いの中で候補に上がった言葉としては、「畜産の輪を広げる」「人々の輪をつくる」などですね。U-motion Platformの役割が、畜産関係者様同士をつなげて、知見や持っているデータなどを共有し業界全体をより良くしていくためのサポートですので、最初は「輪」や「つながる」という言葉をコンセプトの中心に置こうと思ったんです。
─わかりやすい言葉ですが、なぜ採用されなかったのでしょう?
岡田:
清家さん(デザミス代表取締役)から「もっと未来に向かって羽ばたくというイメージが欲しい」という意見をもらいまして。
清家さんの中には、U-motion Platformが畜産関係者様同士の輪をつなげるだけでなく、手を取り合ってその輪を広げ高めあい、畜産の課題に立ち向かいたい、畜産業界を盛り上げて未来に羽ばたいていきたいという強い想いがあったんです。
なので、羽ばたくという言葉とつながるという二つの言葉を合わせ、「つながる想い、羽ばたく畜産」というコンセプトワードに決定しました。
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─決まったコンセプトワードを受け、ロゴはどのように出来上がっていったんですか?
岡田:
人々をつなげ皆で手を取り合っていこうというイメージなので、優しい雰囲気のロゴにしたいなというのが最初にあったんです。そうしましたら清家さんからも同じように、優しくてあたたかみのあるようなものにしたいというご意見がありまして、よし!その方向で行こうと。
U-motion Platformの略語であるUMPの3文字をモチーフにしたり、物語が浮かんできそうな絵画風のイラストだったりと、4パターンほどデザイナーさんに作っていただいたんですが、その中で畜産関係のモチーフが輪を形作っているデザインがあって、それが良いという話になりました。
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岡田:
これがキービジュアルです。デザインや色にはそれぞれすべてに意味がありまして、まず真ん中のロゴですが、牛をはじめとした畜産関係のモチーフが集まってまさに輪になろうとしています。これは、U-motion Platformが畜産の様々な領域をつなげて輪を作ろうとしている様子を表現したものです。 輪には隙間があってまだ不完全ですが、限定的なゴールを決めて完全体になるのではなく、常により大きな輪を作っていきたい、輪を広げていきたいという想いからこの形にしました。
ロゴを形作るモチーフの色の分け方にも意味があって、黄色はサイロなど農場の中にあるものを、青色はデータや医療関係のものを、緑色は牛や飼料など自然の中にあるものをそれぞれアイコン化しています。
そして、このロゴを三方から囲む、黄・緑・青の波を打ったような形の3色のビジュアルなんですが…これは、今まで違う分野にあったものが三方から集まって道になり、ロゴを中心に交差点になっている様子を表現しているんです。
─ということは、この背景の白はただの余白ではなく、道だったんですね!
岡田:
そうなんです!すべてのデザインや色、モチーフにちゃんと意味を持たせました。
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─改めて意味を理解してからロゴを拝見すると、メッセージがより明確に伝わってきますね。
岡田:
そう言っていただけると嬉しいです。この形になるまでに、小佐野さんともそうですが、開発の桑名さんとは本当に何時間も話して議論しましたね。U-motion Platformの概念を目に見えるように具現化するということですから、それはもう本当に考えて考えて考え尽くしました。
─これからU-motion Platformはどう発展していくと思われますか。
小佐野:
そうですね、ちょっとだけ開発寄りの目線かもしれないんですが…岡田さんから「つながる」「輪になる」がテーマとお伝えしましたが、これからはその言葉の通り、連携する農家様や企業などの畜産関係者様がどんどん増えていくと思うんですよね。それがまずU-motion Platformの第一段階かなと思います。
そして、その大きな輪の中でどんどんお互いが持つデータやノウハウをやり取りして情報を蓄積し合い、業務の効率化や生産コストの削減などの課題に手を取り合って立ち向かってお互いを高め合う場になれば良いと考えています。それが第二段階ですね。
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自社のデータのみで業務を改善していくにはどうしても限界がありますが、たくさんの農家様・企業様のデータや情報を取り入れることによって、分析できる範囲が劇的に広がります。農家様や他の企業様にとっても同様ですよね。それぞれが蓄積したデータを提供しあうことで、畜産関係者の繋がりの輪はさらに強固になると思います。
そうやってどんどんプラットフォームらしい発展をしていくんじゃないかなと思っていますね。
U-motion Platformが目指すもの、そしてそのロゴに込められた想いをお伺いしました!小佐野さん、岡田さん、ありがとうございました!
このインタビューの後、ロゴ制作メンバーでもあった経営企画室長・菊池さんにもあらためてお時間をいただき、U-motion Platformの今後の展開についてお話をお伺いしました。
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─U-motion Platformを今後どのように発展させていきたいとお考えですか?
菊池:
これからどんどん認知させていきたいと思っています。スタートしたばかりのサービスだということももちろんありますが、まだ認知度は低いです。人と人とが繋がるという意味でも、システムやデータが連携して繋がるという意味でも、どちらもまだまだ始まったばかりです。
今後は、一人と繋がったらまたその先の一人と繋がっていく、一社と繋がったらまたその先の一社とつながっていくといったように、波紋のようにどんどん広がっていけばいいなと思っています。データや知見、情報、ノウハウを独占するのではなく、みんなで共有して畜産業界の底上げができればなと。
─新しい畜産業界の形ですね…!
菊池:
そうですね。決して競争ではなく、共創するという考え方です。そのためにもU-motion Platformにどんどんデータを集めてどんどんオープンにしていきたい。情報が集まるところには人が集まり、人が集まれば情報が集まります。それこそがU-motion Platformの「つながる想い、羽ばたく畜産」というコンセプトであり、目指すところです。
突き詰めていけば最終的には、その情報をうまく農家様に活用してもらって、農家様が儲かればいいなっていうシンプルなところに落ち着くのかなとは思っているんですが。
そのためにもデザミスが成すべきことは、関係者様を増やして繋がることです。そして、データを集めるだけではなく提供していこうとしているオープンプラットフォームであることを知ってもらうことです。
その一つの取り組みとして、こういった社員のインタビューをSNSやnoteなどでどんどん発信していければ良いなと思っています。
─菊池さん、ありがとうございました!
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