【イベントレポート】DERTA Jam vol.22 in Niigata
こんにちは!イベント運営メンバーのみき・はなです😊
今回は2024年10月19日(土)に開催した「DERTA Jam vol.22」のイベントレポートをお届けします!
イベント概要・スケジュールは下記を参照ください。
DERTA Jamとは
DERTA Jamとは、「デザインを再発見し、語り合う会」です🗣
以前は「広義のデザインをテーマにした勉強会&交流会イベント」という建て付けで行っていたJAMでしたが、半年の休眠期間を挾み、「デザインを再発見し、語り合う会」として再スタート🎉(イベント名称も、すべて大文字の「JAM」から小文字も入った「Jam」にアップデートしました⬆️)
デザインに関するテーマであれば発表内容は自由だった以前のJAMに比べて、新生Jamではイベントで扱う「デザインキーワード」を定め、登壇者はこのキーワードの中から発表テーマを決定💡今まで属人的だった登壇者の発表内容に横串を刺し、学びを持ち帰ることができるようなイベント設計にいたしました。
今後もデザインの可能性を信じるすべての人にとって、新たな気づきや再発見のある場となるよう、会の設計も参加者の声を取り入れながらブラッシュアップしていきます!
当日の様子
今回の参加者は24名。そのうち社会人19名、学生5名。
今回は社会人の方が多めの構成でしたが、20代〜50代まで幅広い世代の方々にご参加いただきました。
デザイナーやイラストレーターなどのデザイン専門職の方々から、普段「デザイン」という言葉に馴染みの少ない営業職や行政関係の方など、参加者の属性はさまざま。年代や業種を超えた対話を通じて、参加者それぞれが新たな気づきを得られる会になりました。
場所は、「みんなのサードプレイスに」をテーマとしたWorkWith本町さん。
ケータリングの美味しい食事とお酒を楽しみながら、開催しました✨
本日のファシリテーター
今回のファシリテーターはふじおかさんとまさきさん。初めてペアを組む2人から、いつもと少し違うフレッシュな雰囲気のなか、イベントの概要やルール説明が行われます。まさきさんの的確な進行と、Jamのファシリ初挑戦のふじおかさんのエネルギッシュな盛り上げにより、冒頭から大盛り上がりのスタートとなりました🙌
本日のアイスブレイク
イベント説明のあとは、恒例のアイスブレイクタイム。
今回のアイスブレイクを担当してくれたのは、今回からDERTA Jam運営メンバーに参加した新潟大学3年生のばんさん。はじめてとは思えない堂々とした進行がとっても素敵でした💕
そんなばんさんが考えてくれた新しいアイスブレイクは『例えて自己紹介』です!
自分を動物に例えたら何の動物かを、自分との共通点とともにチームメンバーにシェア。メンバーの意外な一面が知れたアイスブレイクでした✨
LTスピーカー、LT内容紹介
アイスブレイクが終わったら、イベントの1番のお楽しみ、*LTの時間です!
NIIGATA GRAPHIC LANDのまっちさんが書いてくれたグラレコとともに、当日のLTについて紹介していきます。
今回は、明間さん、木村さん、嘉藤さんの3名に登壇いただきました。
新しいDERTA Jamは、「スピーカーによるLT(10分)→ 参加者同士でLTについての意見交換・スピーカーへのQ&A(20分)」を3セット繰り返し、最後に 交流会(30分)を行う形で進行します。
「参加者同士が主体的にデザインについて語れる場」にしたいと思っているので、スピーカーの話は10分と短めに設定し、交流会の時間を大切にしています。
「スピーカーの方の話をもっと話を聞きたい!」という方、ご安心を!交流会にて、スピーカーの方と直接お話をすることもできますよ◎
LT①:明間 隆 氏|株式会社MIMIGURI
📝LTテーマ:【私たちが成果を出しながら学ぶにはどうすればいいか】
🔑選んだデザインキーワード:【共創】
変化のスピードが早く、業務が複雑化する現代。ひとりでは解決できない課題も多く発生し、より「共創」の重要性が高まっているように思います。今回はその「共創」について、「そもそも他者と一緒になにかをやる意味があるのか?」という大前提の部分から丁寧にお話しいただきました。
ひとりでやると、やりたいようにできる反面、できることしかできない。
他人とやると、できないこともできる反面、やりたいようにできない。
ただ、「できないこともできる」は、「やりたいようにできない」という大変さに向き合ってでもやる意味があります。また、冒頭にお話ししたように、そもそもひとりではできない仕事が増えている現状、どうしても共創に向き合わざるを得ない状況があるとのこと。
ではどうやって「共創」をしていったらいいのでしょうか?
明間さんなりの解として、プロジェクトを進めるにあたり「課題解決やものづくりのプロセス」と「関係性の変化のプロセス」の2つがあることを理解すること、またこの両方のプロセスに同じくらい目を向けて、どちらもより良くしていくための工夫をすることが重要だと語りました。
▼今回のLTの内容の詳細を、明間さんが下記noteでまとめてくださっています。気になる方はぜひこちらもご覧ください!
LT②:木村 有希 氏|教育コンテンツデザイナー
📝LTテーマ:【Where is your “boundary”?〜境界線を溶かす学びのデザイン〜】
🔑選んだデザインキーワード:【越境】
高校生や大学生が自身の好奇心を原動力に社会へのアクションを探求する「NIIGATAマイプロジェクト☆LABO」や高校生が別の地方の高校へ越境入学して学ぶ「地域みらい留学」などに携わる木村さんから、「越境学習」についてお話しいただきました。
そもそも「越境学習」とは、「ホーム(自分の専門領域や慣れ親しんだ環境)とアウェイ(自分の専門とは異なる領域や挑戦的な環境)を往還する(行き来する)ことによる学び」だと語る木村さん。
そんな「越境」をするときに大切な視点として、次の4つを挙げられました。
①境界線を引いているのは自分であると理解すること
②どこにその境界線があるのか認識すること
③なにがあればその境界線が溶けるのか考えること
④どこまで境界線を遠くにもちたいか自分自身で決めること
最後に「越境」は自分の世界や選択肢を広げてくれる楽しいものだと語り、その後の意見交換では、参加者同士で越境したい先について活発に意見が交わされました。
LT③:嘉藤 宏樹 氏|株式会社leap lab.
📝LTテーマ:【ひとりぼっちの僕らが本当の仲間を見つける旅】
🔑選んだデザインキーワード:【コミュニティ・共創】
嘉藤さんからは、「クリエイターの仲間作り」をテーマにお話いただきました。
新潟のクリエイティブ業界で働くなかで、「慢性的なクリエイター不足問題」を感じているという嘉藤さん。
その理由としてあげられるのが、縦割りの組織構造。例えば、1つのWebサイトを作るためのプロジェクトメンバーは、代理店、ディレクター、カメラマン、デザイナー、ライター、コーダーなどですが、別の案件が走ったとしても同様のメンバーで動くことが多く、同じ職種同士の交流はほとんどないような状況だといいます。このよう「クリエイター同士のつながりの希薄さ」の弊害として、スキルやノウハウがクローズドな環境に閉じてしまい、自分または自社の市場での相対的価値がみえづらくなっているという問題があるといいます。
そこで、クリエイターたちが仲間をつくれるような環境をつくるために、嘉藤さんが新潟県に拠点を持つクリエイター同士がつながり合えるコミュニティ「Swiing」の運営をされているそう!最後は次回イベントの告知で発表を締めくくりました。
▼1/14(木)に行われるSwiingのイベントはこちら
登壇者のLT後には、LTに関連したトークテーマを提示していただき、それについて話し合う時間が設けられています。今回は、質問タイムに毎回3人以上の方々から手が挙がるなど、参加者の皆さんが積極的に発言されている姿が印象的でした。
参加者の声
ここからは、イベント後に行ったアンケートに寄せられたご感想等をご紹介します!
初参加だったけど、雰囲気が良くてまた来たい!と思えるようなコミュニティでした
目に見えない、モヤモヤがテーマ化されていて、勉強になりました
めちゃくちゃ面白かったです!多様な方と話し合える全体設計が最高でした!また参加したいです!
参加者さんのひとりが「ここに来るまでは自分とデザインは関係ないものだと思っていたけど、LTを聞いて自分もデザイナーかも...?と思った!もっとデザイン学んでみたい!」という感想をいただいて、運営として非常に嬉しかったです😊これからも、さまざまな方にデザインをもっと身近に感じていただくために、イベント運営頑張ります❤️🔥
次回イベント開催予定
次回イベントは12/14(土)15:00-17:30(受付開始14:30〜)。場所は三条市の複合交流拠点 三-Me.です。ご興味をお持ちの方は下記フォームからお申し込みください。
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👉DERTA Jamは現在、もともと参加者だったメンバーとともにイベントの運営を行っています。メンバーたちは普段は違う会社や学校に所属していますが、それぞれの専門性を生かし、運営チームとしての活動を楽しんでいます。そんなみんなをご紹介します!
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