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〔ジェンダー講座レポート〕女性のリーダーシップに必要な6つのこと

①ジェンダー総合研究所とは


2023年3月からジェンダー総合研究所が開催している「- 自分らしく生きたい女性のために -人生観を変えるジェンダー講座 実践編」を受講しています。

ジェンダー総合研究所では、以下の事を目指しています。(以下HPより抜粋)
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性別に関わらず、誰もが自分らしく生きられる世界を目指します。そのために、ジェンダーに関する知識を学び、実践として身につけるための講座やワークショップを提供します。ジェンダーについて学び、考えることは、自分自身や社会のあり方を問い直す作業につながります。学ぶことで自らのジェンダーバイアスに気づいたり、これまでと全く違う景色が見えてくるはずです。
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自分が女性向けにプログラムを提供している中で、学んだことをいかにアウトプットするかが学びの浸透にとても大切だと実感しているので、自分もあえてそれを実践してみようと思い、久しぶりにnoteを更新しています。

②なぜ女性管理職は少ないのか ~女性の昇進を妨げる要因を考える~


講座の中で課題図書のレポートを作成したので、一部抜粋して皆様にもシェアさせてください。
私のつたない感想もありますので、よければお付き合いください。
(自分に課したミッションなので精度は大目にみてください)
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<課題図書>
なぜ女性管理職は少ないのか ~女性の昇進を妨げる要因を考える~
(青弓社ライブラリー96,2019年)
大沢真知子〔編著〕、日本女子大学現代女性キャリア研究所〔編〕
担当;3章-4章 
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<サマリ>


・女性管理職が少ない理由は調査から「現時点では必要な知識、経験、判断力を有する女性がいない」が50%以上となり、女性自身の問題としている。
・さらに日本独自の原因として、人的資本と家族要因の影響が大きく、さらには差別的扱いをその原因としている。
・そもそも男女の差を作る要因として生物学的要因をその根拠とし、それはテストステロンの量、男女の脳の差異が発達段階の中で男女間に差を形成する。
・“昇進を望まない”のは管理能力の差ではなく、女性に攻撃的競争心がないのではなく、競争の仕方や目標(相手を打ち負かしたいなど)が違う。
・男女初期キャリア形成に関する調査では、就業前の大学4年時は、男女で差はないが、就職半年後(11月)ステータスへの動機は、女性が大きく差が開いた。
・その理由として。マネジメントの男女差、キャリア形成が思ったようにいかない、ポジションに合った待遇が期待できないなど、現実に直面したと思われ、組織構造、組織の取り組み、評価者の認識のあり方等、組織要因の検討が必要。

<アメリカ企業の女性管理職のインタビューによって企業でのリーダーシップの在り方>


1, 労働環境の変化(不安定化、流動化テクノロジー、柔軟性、モバイルワーク、フレックスタイム)で多様で柔軟な働き方が可能となった。
2, 性役割の柔軟さとダイバーシティの積極的導入
3, Workからjobへ(組織帰属からジョブ帰属へ)―仕事内容の固定化から流動化へ。女性の場合、特に長期的在職の難しさは、転職、ジョブ選択、組織従属からキャリア従属へ向かう。
4, 組織のフラット化(指揮系統の平準化)―テクノロジーによる情報共有と情報格差の低下、権力構造の平準化へ。
5, 個人レベルでは仕事動機は多様になり、利益追求、拡張追求よりも、安定・自己達成感・自己充足感(昇進よりも好み・自己信念・利益追求で昇進は目的でなく結果)。
6, 多様な職種・企業組織の導入・展開(感情職種〔介護など〕、サービス業、健康志向、NPO団体など)
※Tracey Wilen-Daugenti and Courtney L. Vien and Caroline Molina-Ray eds.Women lead:Career perspecitives from workplace leaders,Aopllo Insitute Peter Lang Publishing,2013
アメリカ企業の女性管理職のインタビューによって企業でのリーダーシップの在り方より

✓性別役割分業を前提にして、女性は弱いものだから守られるべき存在と考えられていた社会から、性差を超えて個人の違いを尊重する社会への、今多くの国が向かおうとしている。
✓2011年アメリカのシンクタンクが行った高学歴女性を対象にした調査によると、日本女性の離職確率は74%と高いが、
その理由はアメリカでは育児、介護など女性側によるものに対し、日本では仕事への不満や行き詰まり感が主な理由である。

③女性のリーダーシップに必要な6つアクション

①学びの継続
②テクノロジーへの関心と知識
③マネージメントスキル
④ネットワーキング作り
⑤ビジネスの知識と経験
⑥自信をもつこと、そしてリスクを恐れないこと

上記は本著の中で、書かれていた「より良きリーダーシップ維持のために提唱されていた内容だが、これから女性が自由に生きていくためのリーダーシップに必要なものだと感じた。

④私のアクションプラン


‐組織のリーダーシップも、トップダウン型からフラットなサーバントリーダーシップ型が求められ、部下(社員)を育てていくという面で企業の成長にも必須なことであるにも関わらず、変わりたくない企業文化がそれを阻止していると感じた。
‐労働力人口が減少している今、女性をうまく活用し、私たち女性が自分らしく生きていくためにも、企業側も女性管理職の数を増やすこと、私たち女性側も勇気をもってチャレンジしていくことが必要なのだと改めて感じた。
‐より良きリーダーシップ維持のために必要な6項目は、1㎜ Innovationの中で常に意識していることに通じる。これは常に意識し、これからも発信し続けていきたいと思う。
‐私自身が学び、繋がり、自信をもってリスクを取れる人間になるよう意識していくことが何よりも大切だと実感した。

読書をしても、今回のようにレポートにすることは初めての経験で、とても難しかったです。
何が重要で、何を選び取るか、この訓練なんだと思いました。
インプットしたものを「要するに何?」「そこから何を感じた?」「そしてどんな行動に結び付ける?」ということがいかに大切なのか、この気づきが実は今回のレポート作成の中で一番の収穫なのかもしれない…とハッとしました。

また来月の課題にここから取組ます!

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