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僕のメンターシリーズ4「西野亮廣」

ども。超ひよっこブロガーのでぽろんです('ω')ノ
みなみなさまの手で立派な鶏に育て上げてください。

さて、またまたメンター紹介の記事です。何人おんねん。思いついたらやっていきます。2000人ぐらいはやると思います。知らんけど。



最近どっぷりハマっているのがこの男、西野亮廣です。
彼のオンラインサロン「西野亮廣エンタメ研究所」に入るまでは見向きもしてなかったんですが、入ってみてからは随分と印象が変わりました。

そもそもサロンに入るぐらいなので好印象なほうだったんですが(異端児が好きなので)、オンラインサロンってファンクラブとか私塾のようなものかなぁと勝手に想像してたんですが、まったく違ってました。

サロンに入ってから、これはすごいと思わされた事を列挙してみます。


町「西野亮廣エンタメ研究所」

西野さんのオンラインサロン「西野亮廣エンタメ研究所」は会員数約6万6千人(’20/6/27現在)で、ぶっちぎりの日本最大のサロンです。確か2位は本田健さんという方の約9000人だったと思います。

これだけの人数がいると、ほぼオンライン上の町のような機能を果たしていて、彼がポコポコと思いつく仕事も、その9割ほどはサロンメンバーと組んでいると言います。

もうほぼすべての職業を網羅してるので、映画作りたい、VRやりたい、音楽作ってほしい、などの彼のさまざまな要求をサロン内で投げかけると、誰かがすぐに応えます。

西野さんの呼びかけ記事が上がると、大体どのジャンルでも数分で誰かひとりは名乗りを上げ、1日で数十人ほど集まります。上手く仕事まで繋がれば、採用された人は月額1000円のサロン代を払いながら、お金を作ることもできるわけです。


とりわけ驚いたのは、海外での絵本の出版の話です。
サロンメンバーには海外居住組もいるんですが、西野さんは彼らに呼びかけて「居住国の出版社を口説いて出版まで漕ぎつけてくれ」という内容のお触れを出します。当然海外の出版社の決定権を持つ人は西野さんをまったく知らないので、相手を落とすための文面も一緒にお触れにくっ付けて。

そのラブレターも、感情に訴える用と、ビジネスライクな口説き文句の2通り用意してあるんです。
で、確か海外在住の弁護士の方(うろ覚えです)だったと思うんですが、その方がお触れの出た翌日に話をまとめてしまいます。翌日です。

その道のプロたちでは、こういう遊び心満載の人間たちには到底適わないんだろうなと思わされた事件でした。だって翌日って。どんな仕事のレベル&スピードなんだ…。

そうそう。話をまとめてくれた人には数パーセントの印税をあげますっていう、サロンメンバーへの口説き文句もお触れにくっ付いてました。


サロン村

これは最近西野さんが発案して成功した実験のひとつなんですが、オンラインサロン(Facebook)×Twitterの鍵アカウントの融合です。

Twitterの新アカウントを本名で作り、鍵をかける。
全員がサロンメンバーなので、フォローしまくるだけで相手の方もほぼほぼフォローしてくれます。すごい人じゃなくても、簡単に数千人のフォロワーが付きます。Twitter全体より遥かに少ない住人(多分1万行ってない?)なのに、ものすごいフォロワー率です。

5chの次に罵詈雑言が多いTwitter内で、みんなの「おはようございます」や、出勤前のやる気に満ち溢れたツイートから始まるサロン村はあまりにも平和です。

僕は仕事へ行くのがイヤでイヤで、遅寝遅起きしてたんです。なるべく会社へ行く意識をしてる時間を減らしたくて。

それでもたまたま、早起きして散歩するという習慣を作り出した時にこのサロン村ができて、散歩から帰って出勤するまでの時間帯に村に入り浸るんですが、朝からプラスの情報を仕入れるのはホントに大事だと思いました。

出勤という現実からの逃避のために、起きる時間を後ろにずらしてギリギリに起きてたんですが、むしろ逆だったんですね。いい気分になってから出掛けたほうがそりゃいいわけです。


逆に、これは人を選ぶかもしれないなぁと思ったサロン村の辛さもあります。
サロンメンバーは経営者やクリエイターや頑張るマンがほとんどです。間違っても借金地獄で、アル中で、ギャンブルから抜け出せないなんて人はいないはずです。(いたらすいません)

なので、とにかく人様が眩しく映るんですね。何度かFacebook内でコメントを交わした、すごく尊敬できる製造業の社長さんですら、劣等感を覚えることがあるとおっしゃってました。

「この人ですらそう思うのかぁ」と、僕のバリバリの劣等感が少しだけ鳴りを潜めてくれるので安心したりもするんですが。(小っさ!)

数年前までアル中のニートだった僕には「付いて行くのがやっと」感がありますが、今の僕にはちょうどいい環境なんだと思って村人を頑張ってやっております。


「西野亮廣」

よく考えたらサロンの特徴ばかりを挙げてしまってますが、ちょっと彼を主軸にしてお話ししていきましょう。

以前、僕はこの記事でこんなことを書いています。

かつて、絵本「えんとつ町のプペル」の無料公開で世間にさんざんブッ叩かれた西野さんですが、ただの目立ちたがりであったりとか、イキってやってたわけではなく、彼のほぼすべての行動にはこういう裏打ちがあります。

僕は、なぜこの物語の舞台が「えんとつ町」なのか知った時に、吐き気を催す(盛った)ほど驚愕しました。

物語の完成が2011年、絵本の発売日が2016年、そして「映画 えんとつ町のプペル」の公開が今年、2020年12月。さらには、その先のとある展開のための「えんとつ町」だと言うのです。着想はおそらく10年以上前なんです。そこまで考えてるのかと。なんかもうキモいです。

はっ! 西野さんのスゴさをダダ漏らすだけになってました。すいません。あー、ビックリした。

なぜ物語の舞台が「えんとつ町」なのか、その先のとある展開とはなんなのか。それは「えんとつ町のプペルVR」を作ることを最初から想定してのことでした。

「空を飛ぶ」とか「ジェットコースター」とかの映像は、CGを駆使して、ゲームや映画などでもある程度は現実のリアリティを引き出せます。

だけど「高い所から落ちる」ことだけは2Dでは実感ないし、現実でやったら死んでしまう。だからVRでは「落ちる」イベントの価値が高いんですね。

初めてVRが出てきた当初のニュースを見た時、高層ビルにくっついた飛び込み台の端っこに猫を置いといて、そいつを助けるという内容の紹介をしてたんですが、みんな恐怖で渡って行けないんです。

他のメディアでは「落ちる」のリアリティが全然ない。だからVRの価値を最大限に引き出すために、物語の舞台を高低差のある「えんとつ町」にしたのです。えんとつの上でハラハラドキドキする子供たちが目に浮かびます。

もちろん、このVR戦略が最終目的ではありません。絵本が映画の「チラシ」だったように、映画やVRも次の目標への足掛かりのひとつです。

これらは西野さんがよく言う、「美術館を作る」、「ディズニーを倒す」、「エンタメで世界を獲る」ことへの尖兵であるのでしょう。


そして、彼の最終的な本願は「僕が生きてるうちに、戦争と貧困を世界から無くす」こと。

日本一頭のいい(独断)西野さんですが、彼の本当のすごさはこういう言い切りにあると思います。当然その難しさも、誰より分かり切ってると思います。
でも、有史以来誰も見たことのないその光景に、彼ならどこまでも近づいてくれそうな気がしてきます。



最後になりますが、実は僕にとっての彼の最大の偉業はもうなされていて、それは彼の発した言葉の中にあります。

「誰かを恨まないと最初から決めておけ」

時代の先端に立つ西野さんは、この十数年、世間からボコボコに叩かれて来ました。常に炎上しっぱなしだったと笑う彼ですが、傷だらけになったに違いありません。

世間を恨みそうになったこともあると言います。そんなことがずっと繰り返される中、ある時彼はたどり着きます。

「そもそも僕の時間はこんな、誰かを恨むために使うものではないはずだ」

そこからは「恨まない」と先に決めたと彼は言います。なかなかの修行ではあるけれど、そう決めておかないと僕の身が持たないと。

西野さんを見てると時折、人間の形をした何か別のものが喋ってるんじゃないかと錯覚しかけることがあります。


ささやかな夢を掲げた僕にとって、彼の作った轍は光の道です。

ではまた('ω')ノ




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