雑記1109「違う、そうじゃない」

「大人になってからあの頃の映画見直すと全然違うよね～っ」
ってよく言うじゃない？

あ、いや、今日は誰をディスろうってわけでもないんだけど、なんとなくそんな感じになっていく予感がもうしてるから…いつもそんな気ないのにディスり気味になってくってのに、いまはそんな予感がもうしてるから、たぶんディスり気味になってくと思う。

映画もそうだし、歌詞とか小説も結構そういうことあるよね。生きててね。
で、もうほぼすべての人が生きててそういう経験あると思うんだけど、あれ、なんだろね、「大人になってからあの頃の映画見直すと全然違うよね～っ」っていうヤツって、なんだか新発見したかのように意気揚々と言うよね。
そんなオマエに言うとくが、オマエもまだ全然わかってねーんだよ。

ウソ。ごめんちゃい。ちょっと言いすぎた。だってオレもそうやって意気揚々YOと言う時あるからさ。
全然わかってねーことたーねーんだろけど、そう自分で言ってる意味の半分もわかってねーと思うぜ。オレぁ。

昨日特にそう思ったんだけどね。
ほら、いま3回目のドラクエ11やってるじゃない？　しらんか。
で、2回目やった時がね、もうどうしてもそういうことがあるような気がしてならないってほどに、アホみたいに没入できたのよ。
そん時特に没入こいちまったのが、ネタバレするけど、過去に戻る塔の中だった。あれは常軌を逸してた。
マジで、なんとかして、過去に戻る方法はないんだろうか、だいたい藤子不二雄のFさんにしたって異常な過去恋慕があるだろ、これ我々が虫だったなら、そういう無意味なことを思い続けるだろうか、こちとら人間だぜ、その人間が、ありとあらゆるところでのべつまくなしに過去に戻れるんじゃないかということを、たとえ妄想でも何度も何度も何度も何度も人間全体を持ってして思い続けるなら、そんなに叶いもしないようなことをやり続けるんだろうか、なんてことを思っちまいまして、読みにくくてスマン。

とにかくその2回目の時は、何者にもなれずになんだか情緒不安定で（いまもだが）、ノスタルジーが絶好調の時だったんで、そんなもんドラクエ11なんてやろうもんなら、あーぱーってなっちゃうんだよ。
塔の外観とかもだし、最上階から塔のてっぺんと空が見えるんだけど、その画面、ずーーーーーっと見てたもんなぁ。その空いてる空から、ホントにどっかに行けるような気がしたんだな。頭はもうイッちゃってるけどな。

ま、要はスーマリやってた時の単色の空の青を見たあの頃の、えっげつない空の永続性を感じたってのに近いのかもしれん。心はそこに飛んで行ってたんだ。

ゼルダの最新作をも超えるこの「果てしない空」感よ！

これもそう。めっちゃ「空」感じた

で、昨日、3回目のドラクエ11でその塔に来たのよ。
まーぁ、見たよ。塔の外観も、頂上も。

でも、何分想いを入れながら見ても、まったく2回目ほどじゃーなかった。想いを馳せきれなかった。考えようと思っても考えられないような歯がゆさがある。
で、そりゃそうだわね。あの時は、普段から「なんとかして過去に戻る方法」はないんだろうかと、いつもちょっとおかしくなった頭で考え続けてたんだから。そこに映像が飛び込んでくるとまーぁトリップしちゃうわな。

ということでですね、最初の話だけど、刺さるようになるのは大人になったからじゃないんだよ。馳想ちそう力（造語）が強く発動してる時に、刺さるわけだな。
大人になると、子供の頃とは違った想像力の発揮の仕方をすることがあるんで（人の痛みがわかるようになったとか）、知識や経験を積んだことがその理由だと思うんだろけど、ホントはチャンネルがどれだけ合うかって話なんだな。
もちろん、大人になると経験から「合わせやすさ」もわかってくるんで、そういった人が「大人になると」を理由にするのもわかるんだけどさ。

ということは、「大人になると刺さる」って人は良い人、ってか純真な部分も多いのかもしれない。
大人になって、まっっったくわからんようになってく人もいるわけでね。相手の立場にまっっったく立てないような人っていうかさ。

今回の都知事選見てて思ったんだけど、政治家って、人生の時間かけてわかっていくことのほうが多い人がなったほうがいいと思うんだけど、なんでわざわざ逆サイドの人がこぞってしゃしゃってくるんだろう。メインで何をするお仕事だと思ってんだろ。
なんか大～～～きく勘違いしてんだよね。

暴力の完全反対はダメってオレがいつも言うのはそこなんだよ。
維新の時に見られた（どっち派でもいいが）ような、「日本をよくしたい」って衷心から思ってる人は、物理的に相手を制する力もまた強かった。

今回のアイツなんなの？
あんなもんただのクソキモ非モテ…

いかん、まったく違う話してるわ。
政治の話せんとこーってあんだけ思ってたのになぁ。

――――――――――――――――――――

【今週の過去分オリジナルソング】