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作曲月間第4弾「疑問符の中で」

(曲は下にあります)

待ってる人には、お待たせいたしました✋
新曲の完成です。

週1で歌を作っていく作曲月間キャンペーン中ですが、これでおしまいです。
そんなに多くはないですが(思てても言うたらあかん)、多大なる応援をありがとうございましたm(_ _)m

さてさて、今回の歌も第1弾に次いで歌詞を絞り出した感がありますし、第1弾に次いで素晴らしい歌です。第1弾どんだけすごいんだよ。が、自分的にはこれも負けず劣らずなのです。


永く、世界が病魔に覆われています。
が、世界を、特にこの国を覆う本当の閉塞感の劇薬になる気もしています。どちらの闇も、答えを見出せない期間も、まだまだ続くかもしれませんが、確かなことは確かにあります。

みんな生きててありがとう。


それでは「疑問符の中で」、聴いてください。

「疑問符の中で」
詞・曲・歌:仲大輔

この闇は闇ではなく ずっと前からすでにあった
深く遠い闇をてらす光なのかもしれません
悲しみははびこれども わたしたちはそれ以外に
遠くにある兄弟たちの 痛みに気づいたでしょうか
いざなう同志たちよ 子供たちにどうすればいい?

暗いしらせを流し続けるのは あなた以外の糧になりますか?
どんなに些細でとりとめなくとも 明るい事実を放ちませんか?
より早く彼らに力転じること いったいいつまでためらいますか?
私たちと彼らが離れていると どこまで幻を敷きつめますか?
涙を見せるのは恥だと繕って 私たちの弱さを覆いますか?
たとえ無邪気と嗤われたって くだらないことで笑いませんか?
決断のぬかりを恐れるよりも 間違えても声を上げませんか?
死なないように生きるのをやめて 思い出を彼らに恵みませんか?

この毒は毒ではなく ずっと前からすでにあった
重く篤い毒をはらう薬なのかもしれません
苦しみははびこれども わたしたちはそれ以外に
ほつれてゆくこの網の目の はじまりを知れたでしょうか
さまよう子供たちよ あなたたちにどうすればいい?

私たちはまっすぐ歩けていますか? なによりその道を違えてませんか?
この背に負ぶったあなたたちの声に 私たちは耳を傾けてますか?
私たちがいつかの遠いあの日に 大人にもらったものせき止めてませんか?
今に身を置きながら未来を生きる あなたたちの景色をこれで守れますか?
こんなにも怒りを見せる私たちが あなたたちの涙すらとどめてませんか?
立ち上がる勇気を讃えるまえに つまずくあなたたちを咎めてませんか?
あなたという命を羽包む仕事を 他人に押しつけ続けてませんか?
口では羽ばたけと掻きたてながらも そぶりで足枷をはめてませんか?

浅はかだったかもしれません 貪欲だったかもしれません
軽率だったかもしれません なおざりだったかもしれません
でまかせだったかもしれません 不器用だったかもしれません
大人に成りきれない私たち 分からないことばかりですが
愛してます 愛してます 愛してます 愛してます
それだけが私たちの ただひとつの本当でした


オレみたいなヤツを、糧は得てなくとも詩人だと言うのなら、いつまでも罪悪感が付き添ってくるんだなぁ、と今回の歌で初めて思いました。
この歌は、書かれているほとんどのことを自分ではどうすることもできません。まさに口だけなのです。

カネのためだけにインパクトのあることを垂れ流し続けるメディアにずっと静かに激昂してます。
人は幸せを得ることよりも不幸せを避けることを、安寧に生きることよりもつつがない生活を求めます。
言ってることは同じですが、心がビクッと食いつくのは「負」を避けるほうです。彼らは分かってやっているのです。
だけど、同じように見えても人の心に沈殿していくものはまるで違います。そこは彼らは分かってないのです。天に唾してることも。

そして、そんなことをやめろとしか言えないんですね、詩人ってやつは。ささやかな幸せを放映しても、人の目は留めておけないでしょう。するとメディアの食い扶持がなくなるかもしれない。
この手のメディアや、芸能レポーターや、一部のマナー講師や、大食いを流す番組は死ぬほど嫌いですが、やめろと言うだけで彼らに糧を用意してやれるわけでもない。もちろんそんなことを考えてやる必要はないんですが、自分のほうには「口だけだなぁ」というのは残り続けるんですね。

ロックミュージシャンが、こぞって「原発はいらねぇ」って言ってるのが子供の頃から嫌いだったんで、それも影響してるんでしょう。「ロックってこんなもんなの?」って思ってました。
「いらねぇっつったって、じゃぁどうすんだよ、カッコつけて文句言ってるだけかよクソが」と、まるでロックしてないロックミュージシャンに思ってたわけです。
あ、ブルハは別です。


でも、それでも、口だけでも、やっぱりこういうことは歌にしておこうと思いました。こういうことを歌っておいて颯爽と死んでみせれば、この命が落款のような働きをして歌の重みが増すかもしれない、とまで最近よく考えるので、こういうことを歌にする資格ぐらいはあるんじゃないかと勝手に思っています。

もちろん、自分から死ぬことはないですし、悲壮的発想からこう思うわけでもまったくありません。落款とは、至って健全な発想なのです。
それに自分から死ぬと、それはまたロックから離れて落款ではなくなるのです。ダサダサなのです。あれ、別にロッカーじゃないよな、オレ。
あぁ、苦しすぎて自殺する人はダサくないですよ。もうそれはそういうもんなので。しょうがない。でも狙ってやるのはダメよ。
長生きしても落款の重みは増すのでね。そっち方面を狙っております。その間に色んな歌を作れるし。



作曲月間は終わりましたが、次の金曜日の25日にもお披露目してない過去作品を上げます。
今回、自分の歌のヘタさ加減に参っております。この歌だけが特段ヘタなわけでもないんですが、ヘタが目立ってきました。耳が肥えてきたんでしょう。

がんばるぞーっ✊


作曲月間にお付き合い頂き、ありがとうございましたm(_ _)m
めっさ学びがありました。
ではまた来週。いや、明日。




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