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医療機関内の価値観の共有

 医療機関のブランディングは、医療機関が自分たちの理念や方向性を構築するものです。ベースとなる指針が生まれるため、大きくぶれてしまうことがなくなります。院長を含め、医療機関のスタッフたちの意識がまとまり、一丸となって進めるようになるのです。また、今後新しい取り組みを行うときにもブランディングができていれば、これからやろうとしていることが医療機関の方向性に合っているのかを振り返ることもできます。

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 これは弊社の例ですが、弊社のWebサイトでは、トップメッセージとして「情報ネットワークを創造・活用し、地域医療格差ゼロを目指します」と明言しています。

 弊社は医療機関に特化したブランディングコンサルティングや病院・クリニックのWebサイト制作などを主な事業としていますが、根底には「医療機関の情報をしっかり発信することにより、地域の皆様に適切な情報を届けていく」という想いがあります。

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 社員一人ひとりがこの方針を理解していれば、今取り組んでいることや新たな取り組みが会社の方針に沿ったものなのかを社員それぞれが判断できます。もし迷ったらこの方針に立ち返ればいいと思えることで、スタッフが自由に動きやすくなるのです。ブランディングにはそういった効果があります。

 また、言葉を使うことにより、理解が深まり一貫性が生まれます。キャッチコピーのように簡潔にわかりやすい文章が求められるシーンもありますが、医療機関の場合は短い文章で簡潔にイメージなどを伝えることよりも、「説明すべきことをいかにわかりやすく理解できるように伝えるか」の方が大切です。

「医療機関のブランディング~求人・集患の秘訣~」 著者:安岡俊雅((株)DEPOC代表取締役)

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