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散文日誌 「種々雑多」 2021/5/7

連休明けの最初の受診日だった。
受診時、主治医の先生に「休みの間、こういうふうに生活していました」という報告書を提出して、読んだ結果、今後どうすれば楽に生きられるかを一緒に考えてくれる。いい先生だ。

いつも午前中最後になるように行くのだが、この日は後ろから3番目だった。受付して、レポートを忘れた事に気が付いた。受付に言って、レポートを取りにいき、また病院に戻ると、待合室の人も随分減っていた。

中待合室に呼ばれるまで耳栓をして待っている。中待合室のTVの音量が大きいからだ。受付の人に言えば小さくしてくれるのだろうが、聞こえない人もいる。なのでひたすら我慢するのみである。

病院⇒薬局のあと、やけどの治療のため、皮膚科へ向かった。しかし、皮膚科の受付開始は15:00~である。変に時間が開いてしまった…。

せっかくだから生保の話を聞きに行こうと思い、役所本庁へ向かう。皮膚科とまるっきり逆方向だけど、暇つぶしにはなるだろうと思ったからだ。

本庁に着いたら、正面玄関に「動物園にジャイアントパンダを呼ぼう」というのぼりとともに、親子のぬいぐるみが置いてあって、大きなぬいぐるみと2ショットが撮れるように椅子が用意してある。サイズからして子供用なのだが、大人が座っちゃダメって書いてないから、撮ってやれ!

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一息ついて、総合窓口で「生活保護について聞きたいんですけど」と聞くと、2Fの「社会福祉課」というところへいってくれと言われた。

「社会福祉課」に到着して、恐る恐る「生活保護について聞きたいんですが」と職員に話しかけた。すると、面談室に通されて、事細かな説明が始まった。

職員の説明によると、生活保護を受けるには様々なハードルがあるようだ。ちょっと生活が厳しいと言うだけでもらえるなんていうのは甘い考えだと思い知らされる。国民の税金から出されるものなのだから、そうそうほいほい出されたら、税金納めている方々がしんどくなる一方だからねぇ…。

示された条件の概要を以下にまとめてみる
1.自動車は原則持てないけど、公共交通機関とか使うのに辛いので、通院 に使うならいいと言っていたけど、交通機関が不便でないといけないとか、条件が厳しい。心理的に辛くて乗れない事については、明記されていない。
2.家賃は民間のアパートなどでは¥35000までしか補助できない
3.返戻金のある生命保険は解約して、生活費に当ててほしい
4.預貯金は使い切る事。
5.定期預金は解約する事

一通り職員から説明された後、すべて解決してどうにもならない時は、もう一度相談しに来て欲しいと言われた。何か突き放されたみたいで悲しくて泣いた。買い物依存で無駄遣いはしたくない、けどどうすればいいのか?
失意の中、ゆっくりと階段を下りた。しゃんとした職員の方の後姿が見えて今の自分の惨めさにどうしたらいいのかと、大きなため息を吐いて出口に向かった。

いつかまた赤いハイヒールはいて、キャリアウーマン気取れる日が来るのかななどと思いながら、役所本庁を出発し、皮膚科へ向かった。

気付けば診療開始の15:00を過ぎている。ヤバイ!
結局皮膚科に着いたのは15:50。何度呼んでもいないから呼び流されまくって、受付のおねえちゃんに怒られてしまった。一本電話すべきだったか…。
そういう気遣いが出来ないなんてまだまだだな。いろいろ反省する事が多い一日だったな…。まあ、そう言う日もあるよな。生きてるんだもんな。

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