【ラーメン三部作】無名ラーメン店に強盗襲来!

 店主「はいはい、いらっしゃいまっすえーーー?!お客さんその格好どうしたんだよ?まさか強盗でもするんじゃねぇだろうな?!言っとくけど俺は既に熊に4回勝ってるんだからな!」
強盗犯「えー、熊に4回勝ってるの?強盗犯ってのもすぐに見破られちゃうしどうしよう、強盗やめとこうかな………あっ、そういえば俺鮫に4回勝ったことがあった!大丈夫だ!勝てる!」
店主「鮫に4回?それもすげーかもしれねぇけど、鮫と熊じゃねえ、自慢になんねぇんじゃねぇか?」
強盗「うるせえ!俺は強盗だ!」
店主「知ってる。」
強盗「今日の売上金全部寄越せ!全部だ!あとラーメン食わせろ!早くしろ!さもないと殺すぞ!」
店主「ラーメンって何ラーメンが食いたいんだ?それが分からねぇとこっちも困るんだな。あと金は渡さねぇ!」
強盗「一番おすすめのラーメンを出せばいいんだよ!あと殺すぞ!」
店主「じゃあラーメン作るから大人しく座って待っとけ!あっ、もしもし警察ですか?強盗来ました。捕まえてください。」
強盗「てめえ何警察呼んでんだよ!」
店主「安心しろ!警察来る前にラーメンは出来るから、っていうかもうラーメン出来た。はいうちの一番のおすすめ、トマトラーメン!」
強盗「逃げようと思ったけど、これは食べてえなぁ。」
店主「すぐ食えば警察が到着する前に食い終わんじゃねぇの?」
強盗「そうだな。いただきます。おっ、うまい!そうだ、ちょっとコショウも入れてみるか。あれ、コショウ入れたら変な味になったぞ?」
店主「おいいい!!!!昨日お前は出禁って言っただろうが!」
強盗「あ?誰が来たんだ?」
店主「あいつはうちの全ての調味料に一つまみで象を即死させる毒物を入れた迷惑客だ!」
強盗「全ての調味料ってこのコショウもか?」
店主「そりゃそうだ!」
強盗「え?俺死ぬ?」
店主「すまん、調味料は使うなともっと早く言うべきだった。詫びとしてお代はいらねぇ。タダでいい。」
強盗「当たり前だろ!」
店主「でも、死ぬとしたらもう死んでるはず。ということは?」
強盗「俺は象よりも強いということだ!さあ、象よりも強い強盗がもう一度言う!早く売上金を出せ!さもないと殺すぞ!」
店主「売上金ねぇ、まだ一銭もねぇんだよ。お前が今日最初の客だからな。」
強盗「嘘つけ!」
店主「いや本当だ。見てみろ、レジの中には一枚の札も硬貨も無い。」
強盗「じゃあ、おつりはどうするんだよ?」
店主「うちのメニューの価格は全部1万円で統一されてるからおつりが発生することはねぇんだよ。」
強盗「本当だったのか…」
店主「本当だ。ちなみにドラゴンを倒したことがあるのも本当だ。」
強盗「は?それもっと早く言えよ!やべぇ、こいつには勝てる気がしない。逃げるぞ!あれ?ドアが開かない?」
店主「ヒッヒッヒッ」
強盗「何なんだよ?」
店主「すまん、そのドアは外からしか開かねぇんだ。」
強盗「誰かー!開けてくれ!」
警察「大丈夫か?」
強盗「この店主ヤバいです!捕まえてください!」
警察「はい捕まえた。」
強盗「俺じゃない!この店主を捕まえろよ!」
警察「分かりました。店主も後で捕まえます。」

5分後

警察「よろしくお願いします。」
ラーメン評論家「分かりました。店主さん、ラーメン不味すぎ罪で現行犯逮捕です。」
店主「何だお前?評論下手すぎ罪で現行犯逮捕でっすえーーー?!」

三人は起訴された。

判決は……





教えませ~ん😜











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