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みんな、だれかに聞いて欲しいんだ

みんな、自分の話をだれかに聞いて欲しい。

「ねえねえ、あのね」
「こんなことがあったよ」
「こんなふうに楽しかったよ、悲しかったよ」

を、誰かに聞いてほしくて、その誰かを見つけるために、日々を過ごしているのかもしれない。

そして、そんな相手が見つかるまで、
“ここではないどこか”
を探し続けているんじゃ無いかと思う。
ここではない、私の話を聞いてくれる誰かがいる場所。

けれどその場所は、探し求めて色々なところをさまよって見つけるようなものではなく、自分から作り出そうとして出来るものなんじゃ無いだろうか。

誰でも
「自分の話を聞いて欲しい」
と思うものだから、
“話を聞いてくれる相手”
がどこかに必要で、
みんながみんな、いつも“聞いて欲しい”スタンスでいると、永久に満たされないままだ。

時には誰かの話を聞いて、そして自分の話も聞いてもらって、ギブアンドテイクのような上手い関係性が出来てこそ、“話を聞いてもらえた”安心感も生まれるのでは無いだろうか。

みんな、聞いて欲しいだけで無くて、
“分かって欲しい”
“理解されたい”
というのが奥底にあるはず。

それを満たすためには、ただ話を聞く人がいればいいのでは無くて、お互いに話をし合い、聞き合い、受け止め合える土壌が出来てこそ、はじめて本当に“聞いてもらえた”と感じるんだろうと思う。

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