疲れを思考する
ホテルの鏡に映る目の下に、小さくシワができている。
こころなしか、薄くクマも出来ているような気がする。
割としっかりめに寝たはずなんだけどなぁ。
もともと体力が有り余っている、というタイプではなかったのだけれど、年を重ねるに連れて、それが顕著になってきた。
なんだかとっても疲れやすい。
20代の頃は、徹夜も深夜作業も、気合いでなんとかなっていた。
のが、いまでは気合いだけではどうにもならない。
やっぱり、若いということは体力の回復が早いということで、生き物であれば年を重ねるに連れてその能力が徐々に衰えていく、ということにはどうにもあらがえない。
では、どうするか。
私は自分の若い頃と比べて、当たり前だけれど長く生きている。
生きている時間が長くなれば、それだけ経験や知恵もついてくる。
「これだけ動くと、今日はちょっと疲れるな」
とか、
「少し体調が悪い。あまり無理しないでおこう」
とか、
自分の体のことに関する経験や知識も溜まってきて、
「あのときこうだったから、こうしよう」
が出来るようになってくる。
寄る年波に勝つためには、自分の経験をフルに動員することだ。
頭を使って体を動かして、今日もちょうどよい塩梅で過ごすことにしよう。
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