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涙までの距離 こころの居場所

こんばんは。電飾の月書房の店主、のんでございます。12月にしては、暖かい雨が降っています。

青年さんが発達相談、人生相談を受けている。→

昨日はTwitterのスペースで4時間超のオンステージ「ヒーロー参上」人生相談。

一人一人、丁寧に話を聞いていた。深刻な悩みもゆっくりゆっくりほどいてくれて、泣いていた人も最後は笑った。悩んでいる本人が気づくように、話を聞いていく。新しい視点をそっと差し出す。寄り添うってこういう感じかと思う。プロだね。

私はこれを聴きながら、過去の、しんどかった時の自分が癒されていくのを感じた。暖かいものに包まれた感覚をおぼえた。

私もこうやって悩みをきいてほしいな、と思いつつ、はて、悩みがあったっけ、と。探しても見つからない、素晴らしき悩み。

今日は、秘密の扉の鍵をくれた先生の50分カウンセリングだった。このスペシャルな日に、何を話そうって考えても浮かばない。悩みがないから。

そう思っていた。

先生と向き合って、話をした。静かに沈黙の時間が過ぎた。私の寂しさが埋まらないこと、朝起きた時の絶望的な孤独感をポツリポツリと話し始めた。なかなか言語化されない私の苦しみを見つけた。本当に安心できる場所を見つけるまで、なりをひそめていた。

私の子どもとしての素直な欲求は満たされる事はなかった。人間不信になったのは、なんと幼児の時からだった。それを聞いた先生は「かなり過酷だったね」と一言言った。

ボロ泣き。

表向きは立派な両親と立派な兄弟だった。誰も私に興味がなかった。

この世にただ一人。ぽつん。

やっと私は孤独と向き合う時が来た。見ないようにしていた。きっと耐えられなかった。

先生に会えて、お話しして、共感と理解を得たことが嬉しくて、それをちゃんとお伝えできたことを、また嬉しいと思った。

最後に先生に「心はどこにあるんでしょう?」と問うた。胸が苦しくなるから、胸にあるんでしょうか、と。

先生は少し嬉しそうに
「胸のところにあるのは感情だよ。心がどこにあるのかは、わからない」と答えた。

青年さんが、こころは
「大切だから端っこにそっとある」と教えてくれた。そのこと伝えると
「面白いね」と笑う。

私は重ねてきく。経験上、どこにありそうだと思うか。

「いろんなところにあるんじゃないかと思う」

それを聞いて、私たちの感覚器全てと心がつながっているのかも、と想像して楽しかった。でもさらに、体の外に飛び出しているのかもしれないという仮説をいただいた。

自由で豊かで、いい。

これから時間をかけて、小さかった私の満たされない欲求と、埋まることのない寂しさを、なんとかしていく。

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