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黒いマヨネーズ/吉田敬 読書感想文

天才コラムニスト・ブラマヨ吉田敬の猛毒エッセイ集

疲れた。
エッセイ読んでてこんなに感情があっちこっちに行ったことない。
一発目に「初体験」の話。10代でみんな経験する(であろう)童貞あるあるで笑い、次の、「祖母」「祖母2」の話で号泣し、その次の「結婚」のところでは、ちょっとこの人怖いなぁとなったり。その後もホッコリしたり、切なくなったりと最後までそんな感じで、感情ぐわんぐわんしたまま読み終わりました。

この本を読むまでブラマヨ吉田のイメージは、「細かくてずっと毒づいている人」というイメージでしたが、この本を読んで、やっぱその通りでした。ただそこにプラスして「優しくて気ぃつかい」という一面を発見出来た。「優しくて気ぃつかい」が根底にあって、表面に「細かくてずっと毒づいている人」がある。だからこんなにも深くて面白い人になるのかなと思いました。

全部面白かったけど、なかでも1番好きだったのは「十二支」でした。覚え方笑った。

「ネ、ウシ、トラ、ウ、タツ、ミ、ディープな洋モンきちんと見れば、犬のように発情するイボ猪吉田」

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