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「未来の共食」著者の自己紹介

こんにちは。「未来の共食」担当、デンソーデザイン部の佐藤です。今回は自己紹介をさせてもらいます。いわゆる「中の人」がどんな人間かを紹介することで、このマガジンへの興味をもってもらったり、一緒に実験をして頂ける方とのつながりを生めればと考えています。

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自己紹介

改めまして、佐藤と申します。高専、工学部を経て人間工学、ユニバーサルデザイン、ユーザーエクスペリエンス・・・とエンジニアリングを起点として人間中心で考えるキャリアを積み、「ユーザーの幸せを成長させていける」モノづくり、コトづくりをしたいと考えて日々働いています。

誰かを幸せにするためにはまず「ヒト・コト・モノをよく見る」こと。さらには目に見えない「気持ち」をどれだけ汲むことができるかが肝だと考えています。そしてそこから何をお届けすることがベストであろうかと「コト・モノ」を作り出す。一瞬で終わらない・成長させられる幸せを築くいち手段として、「新しい文化を作る」「新しい価値観を作る」ことまで枠組みを広げてチャレンジしています。

今年のグッドデザイン賞を頂いたこちらのハードデザインも一例ですが、従来は「箱」でしかなかった筐体を「バイクのコアを象徴する」造形に纏めあげ、ECUに無かった価値を生み出す、ECUを主役に据える新しいバイクスタイリングの文化を提唱する仕事をしました。デンソーでは幅広い分野の仕事に貢献させて頂いています。

ここ最近は海外でのコールドチェーンプロジェクトを推進しており、その土地の市場やご家庭を訪問しています。食生活や習慣、フィロソフィーが日本とは大きく異なる中で、どうやってその国の方々の喜びや痛みを正しく汲み取れるかを試行錯誤しています。安心して食べることができて、美味しく、嬉しい楽しい食卓を作ってもらうためにはと、提案を考える日々です。

「未来の共食」研究紹介を「noteで」始めた理由

そんな中、昨今の社会状況から、フードデリバリーやオンライン飲み会など、新しい食品配達や宴が急激に浸透しています。一方で、お客さんが激減した飲食店や売り先を無くした農家や漁師さんも多く、とても心を痛めました。

また以前から私は、社会課題である「過疎化や地方の衰退」「引きこもり・孤独」に注目し、人と繋がる、つまり一種のコミュニケーションの改善がそれらに有効であるならば、食を通じたソリューションが効果的かもしれないと考えていました。

実験と協力者さん募集について

そこで、「人は共に食事をすることで幸せになる、テクノロジーはそれを助けてくれる」という仮説のもと、新しい形での食事、その文化や価値観を創造することで、ゆくゆくはこれら社会課題解決に貢献できるのではないだろうか?そう考え、オンラインで二つの家庭を繋ぎ、一緒に手巻き寿司を作ったり、収穫したブドウを一緒に食べるなど様々な実験を始めました。

今後も継続して実験をこなし、仮説-検証を回していきたいと考えており、いろいろな方と繋がる、活動を知ってもらうためにnoteを始めました。少々図々しいかもしれませんが、この場をきっかけとして例えば下のような実験ができればと考えています。

・収穫した野菜/果物、肉/魚の収穫の様子をZOOM中継。さらにそれを送付いただいて、夜には生産者・漁師さんと一緒にZOOM飲み会で繋がる、などを一緒に試して頂ける生産者の方。
・リモートツーリズムやリモート工場見学と特産品・生産品の送付を組み合わせて、新しい旅の在り方やお客様との繋がりを試したい観光や地方PRに取り組みたい方。
・こだわりの料理をお客様に食べてもらいながら、食材の生産過程や調理の様子などをZOOMで紹介したいシェフの方。あわよくばデザートは他のパティシェさんとコラボし、リモートならではのコラボ食事会を実施。

などご興味のある方は、こちらからお声掛けしてもらえれば嬉しいです。

コラボというよりも、いち参加者として楽しめる共食イベントにもどんどん参加したいと思っています。これからも、よろしくお願いします。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。



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