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金運アップ?!『オハラヒ マジナヒ実習ノヲト』の実習

加門七海先生の『オハラヒ マジナヒ実習ノヲト』という連載で、金運がアップするかもしれないガチの「お呪い」を試していたので、自分でも実践してみました!
果たして結果は…?

『オハラヒ マジナヒ実習ノヲト』は、その名の通り識者に聞いたガチのお呪いを試して結果を確認する、というお話で、『怪と幽』というおばけや妖怪の話に特化した文芸誌に連載されています。
作者の加門七海先生はご自身でもお呪いをなさるのですが、それでも素人ということで、実際に研究されている方に危険の少ないお呪いを教えてもらい、それを先生と編集部で検証する、という形をとっています。

今号では「実習7:運命の人を夢に見るマジナイ/ルーマニア」と「実習8:ロマの金運上昇の魔術」を検証していました。

金運上昇! なにそれぜひ試さないと!!

というわけで、自分でも金運上昇の魔術を試してみることにしました。
手順はざっくり書くと次のとおりです。

偶数の日に満ちていく月の下(新月から満月の間)、硬貨に呪文を3回唱え、それを部屋の隅に7日間放置する。
その後、その硬貨で何かを買う。

時間はかかるけど簡単!
呪文については転記がNGなので、掲載誌を買うか、図書館で確認してください。かわりに日本語訳の方を載せておきますね。
唱えるのは日本語じゃない方なのでご注意。

※加門七海先生による日本語訳です。実際の呪文ではありません。

船が魚で満ちるように 沼が泥で満ちるように
私も富でいっぱいになる。
月よ満ちて 丸くなれ。
そして神のしもべ(自分の氏名)に富が増えるよう。
アーメン アーメン アーメン

と、いうわけで500円玉硬貨を2枚用意し、上弦の月の偶数の日を待ちました。
最初に予定していた日の夜は唱え忘れて過ごしてしまったので、翌々日、0時を回ってすぐに、手に500円硬貨を持って、丁寧にカタカナで記述していただいた発音どおりに呪文を3回唱えます。
なるほど背徳感とリズムが面白い。

そして寝室の隅に置いて、そのまま一週間。
一週間って結構長いですよね…。加門先生は掃除でうっかり隅から弾き出しちゃったりして、なかなか難しかったようです。
きれい好きならではの失敗…!
自分も弾き出しそうになりましたが、クイックルワイパーがちょっと当たった程度で済みました。

さて一週間後。
検証には加門先生たちと同様に宝くじを使います。
今回、1000円で10枚買えるくじがなかったので、1000円追加してスクラッチを買いました。

結果はこちら!

実習ノヲト結果

2000円で購入して600円当選しました!
大赤字!!

でもこれ、ちょっと悩ましいんですよ。
なぜなら金運アップじゃない普通のお金も使って買っているので、効果が薄まってる可能性もあると思うんですよね。
10枚買うと一番ハズレが200円当選なのですが、そうなると600円は効果があった…のか?
そして後でわかったのですが、なんと、満願の日に全く別件で2000円の売り上げが上がっていました。
ただこれが効果のおかげかというとちょっと難しくて、タイミング的に硬貨を使う前だったんですよ。

というわけで、効果はあったかどうか非常に微妙な結果になりました(笑)
呪文を唱えてる時に思ったんですけど、これ、もしかして外に出て月光の下で唱えたほうが効果ありますかね…?
あと掃除の時にガチャっと崩しちゃったし、購入も全額硬貨じゃなかったし、そのへんを気にしてもう一回試してもいいかも。

つまり、上弦の月の偶数の日、外にでて、2000円分の500円硬貨に呪文を唱え、途中で触らないように気をつけて、一週間経ったらその硬貨だけで宝くじを買う。

実施するかどうか未定ですが、もし試したらまた報告しますね。

お話は加門先生のドタバタっぷりがコミカルに書いてあって思わずフフッと笑ってしまう楽しさなので、金運以外の部分も是非読んでいただきたいです。
蛇足ですが「怪と幽」は京極夏彦先生の新作と小野不由美先生の新作が定期的に読める、とても素適な雑誌なので、両先生のファンの方は定期購入をオススメします。

ちょっとモヤモヤしたので、もう一回検証してみました。さて、結果は…。


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