大学院生の時、外国から来たエンジニア達の通訳兼お手伝いのアルバイトをしたことがあります。しかし、通訳というのは名ばかりで、当時は(今でも)英会話は苦手でしたし、身振り手振りで何とか伝わる程度の拙い英語力でした。
このアルバイト時に、トラブルが起きました。どうやら、コンピュータが故障したようなので、修理に出したい。ついては、同じコンピュータメーカの日本法人にコンピュータの症状を伝えたいのだが、自分は日本語ができないので、英語のわかるエンジニアに取り次いで欲しい、とのことでした。簡単に書きましたが、ここまで理解するのも一苦労でした。
最初に私がコンピュータの日本法人に電話し、少しだけ英語がわかる日本人エンジニアに電話に出てもらいました。電話を変わって、ホッとしているのも束の間、外国のエンジニアが電話で何かトラブっていました。どうやら、日本人エンジニアの名前が聞き取れないと言っています。仕方なく、もう一度電話を変わって日本人エンジニアのお名前を聞きました。そうすると、なんと『越前屋(Echizenya)』さんというお名前でした。さすがに、これはハードルが高い。ネイティブな日本人でも、聞き取れない可能性があります。もし、HondaさんやSuzukiさんなら、聞き取れたのでしょうけど・・・。
越前屋さんにはまったく罪はありませんが、ついつい、「越前屋、お主も悪よのぅ」のセリフが頭に浮かびました。本当は、越後屋だっけ?
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