始めるのに遅すぎることはない

今朝早くに目が覚めて、動画を見ていたら、『おばあちゃん』というストレートな芸名の”若手芸人”さんがいることを知りました。『おばあちゃん』は現在76歳ですが、71歳の時に吉本のNSCに入ったという特異な経歴の持ち主です。

『おばあちゃん』の芸歴は5年程度なので、まだまだペーペーの新人ですが、堂々としていて貫禄すらあります。滑舌もしっかりしていて、私なんかより、よっぽど理路整然とした話し方をされます。これは64歳まで社会人として働いてきた経験がものを言っているのだと思います。

『おばあちゃん』の会話の受け応えも驚異的です。『おばあちゃん』自身が本当の後期高齢者なので、若者言葉や最近の流行については疎いのですが、それを含めても会話がスムーズで”聞き上手＆喋り上手”であることがよくわかります。

私の両親などは自分の喋りたいことを一方的に喋ることが多いので、『おばあちゃん』のコミュニケーション力のポテンシャルの高さに驚きました。『おばあちゃん』は言いました。｢老人にはコンピュータにない知恵と経験がある｣。まさしくその通りです。AIブームの昨今ですが、逆張りの観点から言えば、”高齢者ブーム”が来てもおかしくありません。

80歳からプログラミングを始めた高齢者もいます。71歳からお笑いを始めた『おばあちゃん』は、まだまだヒヨッコなのかもしれません。何事も、始めるのに遅すぎることはありません。そのことに気付かされたのが、『おばあちゃん』の存在です。