"真面目"はカッコいい!!
真面目という言葉は、「君って真面目な性格だよねー」という風に、ネガティブなニュアンスで使われることがあります。この時の意味は”クソ真面目”に相当します。しかし、”真面目”は本来は良い言葉です。真面目の語源を辿ると、宋の時代に蘇東坡が読んだ漢詩にまで遡りことができるそうです。その漢詩というには、「柳は緑、花は紅、真面目」というもので、この”しんめんもく”が我々が使っている真面目の語源とされています。
この漢詩の意味は、「柳には柳の色、花には花の色があり、それぞれがそれぞれの個性や役割を発揮している」というもので、”自分らしく生きている”、”本質的に生きている”と解釈できます。真面目の本来の意味は、”本質的なさま”なのです。広辞苑には”真心がこもっていること、誠実なこと”と書いてありますし、デジタル大辞泉では”「嘘やいい加減なところがなく、真剣であること。本気であること。また、そのさま”と説明されています。
しかし、真面目は「もっと真面目にしなきゃダメだよ」という風に、”きちんとルールや法令を遵守すること”という意味合いで使われています。ルールや法を守ることは当り前のことですが、ともすればルール破りがカッコいい様に見えてしまいます。しかし、ルールをきちんと守ることが、実はカッコいいのです。見せかけのカッコよさに騙されてはいけません。
今日は”真面目”について、マジメに向き合ってみました。
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