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自作解説③ ウロボロスの遺伝子

 三年前の晩秋のある日、未明に一つの事件が解決し、早朝に一つの事件が発生した。解決した事件は幼児誘拐事件、発生したのは高齢者の暴走運転による死傷事件である。一見まったく無関係に思える二つの事件は、この物語の中で現在と過去を行きつ戻りつしながら、二重螺旋構造のDNAのように複雑に絡み合っていく。・・・
 近未来を舞台にしたこの物語は、DNAを構成するアデニン、グアニン、シトシン、チミンの四つの塩基のように、赤城青山黒田白鳥を中心に展開しますが、その他にも多くの個性的なキャラクターが登場するサイエンスをバックボーンとした群像劇になっています。また、この物語はミステリー要素を各所に散りばめた冒険活劇であるとともに、主人公の一人である赤城百花の成長物語でもあります。
 この作品は、LINE小説大賞に応募するために書いたものです。でも、肝心の「LINE小説」自体が無くなってしまいました^^。大賞を取ると、書籍化、映像化されるとのことだったので、特に映像化を意識して書きました。毎日小出しにアップロードする予定ですので、ご一読ください。

蛇足)まだ続編は書けていませんが、アイディアは少しづつ蓄積されています。『マッドサイエンス研究所へようこそ』というシリーズものにする予定です。


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