見出し画像

海外食巡り#9 アメリカ合衆国

 個人的な感想なので、米国全土に当てはまらないことを前提にお読みください。

 とにかく、中華やイタリアンを除けば、アメリカの料理は壊滅的に不味かったです。同じ素材で作られているのに、どうしたらあんなに不味くできるのかが不思議なくらいです。凝った料理になればなるほど、その傾向が強いように思いました。ただし、ステーキのように素材そのものなら、余計な味が付かない分、少しマシでした。

 旅行でモントレーという小さな市に行きました。モントレーには大きな水族館があるので、それが目的でした。ラッキーなことに、水族館に行く途中の海岸で、ラッコがプカプカ浮いているのを見つけました。飼われていない自然のラッコを見るのはこれが初めてでした。モントレーの水族館のウリは、ジャンボケルプと言われる巨大な昆布です。水族館では大きな水槽に、ジャンボケルプが自然に近い状態で展示されていました。確かに、それまで見たことないような大きな昆布でした。

 宿泊したのは、カーメル・バイ・ザ・シーと呼ばれる小さな町です。ここは映画俳優のクリント・イーストウッドが市長を務めていたこともある観光地です。ホテルのチェックインした後、夕食に何を食べようか迷いましたが、海の近くなのでシーフードを食べることになりました。観光ガイドに載っているシーフードレストランに入ってメニューを見ていると、おすすめ料理にステーキ&ロブスターというのがありました。値段はそれなりにしましたが、旅行なので奮発してそれを注文しました。

 ステーキ&ロブスターは、サーロインステーキと半身のロブスターを組み合わせたものでした。ロブスターは結構大きくて、バターソースと相性抜群でした。ステーキも素材そのものなので、良い肉らしく柔らかくて美味しかったです。和食・中華・イタリアンを除けば、これが唯一美味しかったアメリカ料理です。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?