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懐かしの海外TVドラマ#1 ナイトライダー

 1980年代に放送された『ナイトライダー』は、人間であるマイケル・ナイトと、AIを搭載した自立可能なドリームカー”ナイト2000”が主人公の、アメリカのドラマです。ナイト2000は、英語では Knight Industries Two Thousand; K.I.T.T. なので、電子頭脳は通称 キットと呼ばれています。キットはマイケルやほかの人間の音声が認識できるし、人工知能によって会話することも可能です。もちろん、アメリカですから、ジョークも理解できます。たしか会話するときには、前面の赤いランプが左右に動いていたように記憶しています。 

 ストーリー自体は単純で、マイケルとキットで悪い奴らをやっつる勧善懲悪ものです。この際に、一人と一台のコンビが、アクションやカーチェイスで大活躍します。私は、アクションやカーチェイスは好きですが、それ以上に技術的な可能性に強く興味を惹かれました。

 当時はAIといっても、まだ第一次AIブームの頃でした。音声認識は、大型コンピュータを使えばできたでしょうが、小さなパソコンサイズではまだ無理でした。また、いまのように公道での自動運転などは、研究すらされていませんでした。ナイトライダーは単なるアクションドラマではなく、未来のテクノロジーを具現化したSFドラマでした。

 当時は無理だと思われた小型の音声認識装置は、Siriである程度実現されていますし、自動運転技術も、すぐそこまで来ています。ナイトライダーの世界は、その当時は絵空事でしたが、いまなら少しの努力で実現できそうです。

 ナイトライダーの記憶を呼び覚まそうと、検索していたら、『週刊 ナイトライダー』というのが、引っ掛かりました。なんと、デ〇アゴス〇ーニさんから、ナイト2000が発売されるようです。まだ、根強いファンがいるんですね。


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