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ブラック企業の圧迫面接(実話)

ブラック企業またはブラック会社とは、「新興産業において若者を大量に採用し、過重労働・違法労働・パワーハラスメントなどによって使いつぶし、次々と離職に追い込む企業」を指し、就職を避けるべきとされている職場です。ブラック企業の反対の概念は、ホワイト企業です。ちなみに、少しニュアンスは違いますが、英語では劣悪な労働環境・労働条件の工場をスウェットショップ(sweatshop)と言うらしいです。

これは私の子供が、その会社がブラックであることを知らずに、面接に行った時の実話です。そのときの面接担当の人は、”いかにもヤリ手”の女性だったそうです。その女性は面接の開始直後から、高圧的な態度で、「○○さん。あなたは、このままでいいと思っていますか?」や「現状で満足していますか?」みたいなことを聞いてきたそうです。

また、「あなたには、何が欠けていると思いますか?」や「本気で仕事に取り組む気はありますか?」と散々な質問があったそうです。この辺りまで来ると、子供も「これはブラック企業だな!」とわかったようで、採用されたくないので適当に受け答えをしたそうです。

間違いなく落とされると思われた面接内容だったにも拘わらず、面接の最後になって、その面接担当者が言いました。「○○さんは、このままでは何もかも上手く行かないでしょう。でも、そんな○○さんの本気が見てみたい。内定を出しますので、ぜひ我社に来てください」。私の子供は「えぇ・・・!?」となったそうです。

私はこの話を聞いて、いまどき、こんな判り易いブラック企業がまだあるんだと、本当に驚きました。もちろん、内定は丁重にお断りしたそうです。

(追記)我が子は、何回かのお祈りメールの後、無事に内定を頂いて、現在は正社員として働いています。

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