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 蘊蓄(うんちく)は、"語る"のではなく、"傾ける"のが本当のようです。これも立派な蘊蓄の1つですね^^。

 子供の頃からウンチクというか、雑学が大好きでした。もちろん、今も大好きです。別のエッセイで、最初に親から買ってもらった本は図鑑だと書きましたが、実はこの時、ウンチク本も一緒に買ってもらっています。小学生向けの本ですから、あまり専門的な本ではありませんが、”世界一速く飛べる鳥(ハリオアマツバメ)”や”世界一速く走れる動物(チータ)”などが載っていました。知っていることも書かれていましたが、知らないことも数多く書かれていました。この本は本当に大好きで、小学校の時のキャンプにも持って行ったほどでした。分野やジャンルを問わず、今まで知らなかっことを知ることができるのは、私の脳に大きな刺激を与えます。

 ウンチク好きは、おさるのジョージみたいに基本的には”知りたがり”ですが、実は”教えたがり”でもあります。私は、その典型例です。新しく知ったウンチクを、誰かに無性に話したく(教えたく)なるのです。たぶん、自分の知識を自慢して、自尊心を高めたいという深層心理が働いているためだと思います。もちろん理屈は分かっていますが、”教えたがり”は止まりません。

 多くない友人の数を、さらに減らしたくはないので、友人にはあまりウンチクを語りません。そこで、私のウンチク攻撃の犠牲になるのが家族です。私のやり方はこうです。テレビや新聞で、ウンチクのネタになりそうなキーワードを見つけた時がチャンスです。「〇〇〇って、どうしてそうなのかわかる?」と、NHKのチコちゃんみたいに聞くのです。もちろん、そんなどうでも良いことは知らないので、「知らない」と期待通りの答えが返ってきます。それから、私のウンチク話がスタートします。

 この悪癖が迷惑なのは自覚しているのですが、なかなか治りません。そのうち、ウンチクハラスメントで訴えられるかもしれません。このブログも、ウンチク発散の一部として書いています。ここまで読んで頂いて、少しだけスッキリしました。皆さん、ありがとうございました。これからも、蘊蓄を傾け続けようと思っています。

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