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自分マガジン 日常のエッセイ編

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日常で起こった様々な出来事をエッセイにしました。あまり役に立ちそうにありませんが、読んでホッコリして頂ければ幸いです。
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#意味

お金を拾う夢

少し前に、「試験に遅刻しそうになる夢」を今でも見るという記事を書きました。夢にも色々なものがあるでしょうが、単純に楽しいだけの夢を見たことはありません。見るのは、どちらかというと悪夢寄りの夢ばかりです。 しかし、世の中には「お金を拾う」という楽しそうな夢を見る人もいるそうです。”お金を拾う夢”にも様々なパターンがあるようですが、あるサイトにはそのパターン毎に、次のような”夢の意味”が書かれていました。 お札を拾う夢は「対人トラブル」 小銭を拾う夢は「小さな幸せ」 古銭を拾

○○無双

無双というのは、”双つと無いこと”や”並ぶものがないほど優れていること”を表わします。読み方は”むそう”が一般的なようですが、”ぶそう”とも言うそうです。天下無双というのは、天下(世の中)に2人と居ないという意味になり、国士無双は並ぶ者が居ないほど優れた国士(国の中で優れている人)という意味になります。なお、国士無双は滅多に出現しないので、麻雀の役満の名前にもなっています。 お相撲さんにも”むそうやま”が居ましたが、漢字が違っていて”武双山”でした。しかし、”怪力無双”をイ

エンジェルナンバー? 今日で連続888日目です。

この投稿で連続888日目になります。1000日連続まで、あと一息!。我ながら、良く続いたなぁ~。 8という数字は、漢数字では”八”と書くので、日本では”末広がり”であるとされ、縁起が良い数字と考えられています。また、8、800、808は大きい(または多い)数の代名詞としても使われています。 日本は古来より多くのモノに神様が宿っていると考えられ、”八百万の神”などと表現されます。また、江戸は人口が多くて”八百八町”と言われていました。ちなみに、上方(大阪)は川にかかる橋が多

予定調和はつまらない!?

“予定調和”というのは元々は哲学用語で、”神があらかじめ定めていた調和によって世界の秩序が整っている”という原理を表します。ただし現代では、哲学用語というより、そこから派生した意味で使われることがほとんどです。 一般的によく使われる予定調和の意味は、「一時期イレギュラーなことが起こっても、最終的には全体として調和がとれた状態におさまること」、または「そうしたありふれた展開が予想できてしまうような状態」を指します。予定調和に似た言葉には、“お決まり” 、“想定内” 、和製英語

R.I.P 安らかに眠れ

ある動画を見ていたら、墓石に大きく「R.I.P」と書かれていました。日本の墓石なら、”○○家の墓”と書かれているのですが・・・。気になったので調べてみたら、R.I.Pは「安らかに眠れ」という意味でした。 R.I.Pは、ラテン語の「Requiescat In Pace」の頭文字で、「安らかに眠れ」という意味の俗語です。英語では「Rest In Peace」となります。この略語は、キリスト教の葬儀や墓石に使われる言葉で、「ご冥福をお祈りします」に近い意味があります。日常のスラン

勝ち組と負け組について考えた。

時々、『勝ち組』や『負け組』という言葉を聞くことがあります。この言葉のルーツ(元の意味)は、太平洋戦争時にまで遡ることができて、海外在住の日系移民のうち、”最後まで日本が勝ったと信じていた人々のこと”を勝ち組、その反対に”日本の敗戦を受け入れた人々のこと”を負け組といったそうです。「本当なの?」と、現在使われている意味とは全く違う検索結果に驚きました。 現在使われている”勝ち組”の意味は、ビジネスや学業で成功した人や、恋愛や結婚などで”優位に立っていると思われている(?)”

"真面目"はカッコいい!!

真面目という言葉は、「君って真面目な性格だよねー」という風に、ネガティブなニュアンスで使われることがあります。この時の意味は”クソ真面目”に相当します。しかし、”真面目”は本来は良い言葉です。真面目の語源を辿ると、宋の時代に蘇東坡が読んだ漢詩にまで遡りことができるそうです。その漢詩というには、「柳は緑、花は紅、真面目」というもので、この”しんめんもく”が我々が使っている真面目の語源とされています。 この漢詩の意味は、「柳には柳の色、花には花の色があり、それぞれがそれぞれの個

塵も積もれば山となる?

『塵も積もれば山となる』という格言は、小さなものでも集まれば大きなものになることを表します。ただし、ここで言う塵は埃やゴミ、あるいはつまらないものではありません。この場合の塵は、”ごくわずかなモノ、小さなモノもの”を表しています。 この格言は、ポジティブの意味だと思っていましたが、ネガティブの意味でも使われるようです。例えば、“毎日コツコツ努力をして目標を達成する”といったニュアンスで使えばポジティブな意味になりますが、“些細な怠慢や無駄が大きな損失に繋がる”と捉えるならネ

吉報がやってくる?

吉報とは、めでたくて喜ばしい知らせを表す言葉です。要するに、もらってうれしいグッドニュース(良い知らせ)のことです。 神社で引くおみくじでお馴染みのように、吉という漢字には良いことという意味があります。例えば、吉事・吉例・吉兆・吉方・吉日のように、良いことを表す形容詞みたいに使われます。吉報に似た言葉に朗報というのがありますが、朗報は”喜ばしい結果に向かうだろうという希望を含む知らせ”を表わし、吉報はそのものズバリの”喜ばしい結果”を表わしています。 最近見たタロットリー

弱冠と若干

日本語には、漢字二文字からなる同音異義語が数多く存在します。弱冠と若干もその例です。どちらも”じゃっかん”と読みますが、意味は全然違います。 弱冠の本来の意味は、”数え年で20歳”のことです。弱冠は、漢民族の伝統的な成人儀礼でる冠礼からきています。礼記では、「男子二十、冠而字」(男子は二十歳で加冠して字をもらう)と書かれています。つまり冠礼は、冠婚葬祭の”冠”で、成人となるために男子に冠を授ける儀式(成人式)です。本来の弱冠は20歳を意味していましたが、”若い”という意味で

『難読漢字』について

薔薇や醤油のように、読めても書けない漢字は多いですが、普段お目にかかることが無くて、全く読めない漢字もあります。タイトル画の漢字は、絵から想像できると思いますが、”さんしょううお”と読みます。このような、”読むのに骨が折れる/ほとんど読めない”漢字を難読漢字と言います。 難読漢字には、当て字も多いため、使われている漢字を知っていても読めないものが結構あります。国名などの漢字は、ほとんどが難読です。仏蘭西や洪牙利は何とか読めても、土耳古や希臘になると、まず読めないでしょう。現