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自分マガジン 日常のエッセイ編

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日常で起こった様々な出来事をエッセイにしました。あまり役に立ちそうにありませんが、読んでホッコリして頂ければ幸いです。
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#日本

"報道しない自由"ってあるの?

『報道しない自由』とは、国民の知る権利のために報道機関が有する『報道の自由』に対して、報道機関が”恣意的に”報道しないことによって国民に知らせない自由のことを意味します。報道の自由は当然だとしても、”報道しない自由”を認めることは、”公平性を著しく欠いた”危険な状態だと感じます。 そもそも放送事業者については、放送法第4条に「政治的に公平であること」や「意見が対立している問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにすること」という規定が明記されていますから、”報道

衰退する日本!?

少し前に『まさかここまで衰退するとは思わなかったモノ』のランキング動画を見て、なるほどと感心しました。以下に示したワースト3には、昨今の様々な状況を考えると納得しました。  ①日本  ②政治家  ③テレビ まずは3位のテレビですが、インターネットの普及により、どんどん見られなくなっています。特に若者層のテレビ離れは深刻です。いまやサブスク(サブスクリプション)といって月毎に定額のお金を払えば、映画やスポーツ番組、ドラマなどがインターネット経由で好きな時間に見放題です。時代

ピンク・レディーと大谷翔平

ピンク・レディーは、1970年代後半に斬新な振付と衣装を伴ったユニークなヒット曲の数々で、爆発的なブームを巻き起こした女性デュオです。当時高校生だった私は、アイドルには興味はありませんでしたが、ピンク・レディーの人気ぶりはよく覚えています。若い女の子達はこぞってピンク・レディーのモノマネをしたし、男性二人でピンク・レディーの振り付けを完コピすれば大絶賛でした。 大谷翔平さんは、大リーグで活躍するプロ野球選手で、現在はロサンゼルス・ドジャースに所属しています。2024年2月2

高齢者予備軍が少子化について考えた。

少子化問題に関心がある訳ではありませんが、少子化問題と常にペアで語られる高齢者問題の側から考えてみました。個人的には、既に子育てが終わって、これからは夫婦の時間を有効活用したいと考えています。 日本はインドや中国と比べると人口は少ないですが、それでも世界で11番目に人口が多い国です。数万人や数十万人規模の国もたくさんあることを考えれば、これは奇跡的なことのようの思えます。 よく”少子化問題”と言われますが、これには”少子化が悪”という前提があります。ところで、少子化は悪い

ジリ貧になる日本!? 

”ジリ貧”とは、「じりじりと貧しくなること」の略語で、”徐々に貧しくなっていくこと”です。つまり、収入がだんだん減っていって、金銭的に厳しい状況になることをいいます。また、経済的以外でも”じりじりと良くない状況に落ち込むこと”という意味でも使われることがあります。日本の経済はジリ貧状態のようです。 かつて日本は、アメリカに次いでGDPが2位の時期がありました。そのころはGNP(国民総生産)が使われていたような気がします。その頃はバブルの絶頂期で、給料は上がるし、株価も上がっ

『静かな退職』について

静かな退職というのがあるらしい。静かな退職とは、会社などの組織に在籍しながら契約通りの仕事だけを淡々とこなし、あたかも退職したかのようにアクセクせずに余裕を持って働くことをいいます。この言葉は、アメリカを中心に最近のトレンドになっているキーワードで、仕事とプライベートに明確な境界線を引き、”仕事は仕事”と割り切る働き方を指します。 実際には退職はしていないわけですが、この働き方はアメリカでは Quiet Quitting と呼ばれています。これを日本語に直訳したのが、”静か

年度末は忙しい!

現在3月下旬で年度末。4月になれば新年度が始まります。3月末は会社や学校の会計年度の区切りですから、何かと忙しく、予算の締めに関する書類を出す必要に迫られます。私も年度末までに提出する書類を認識していたのですが、実際の提出前の確認準備があるので、1週間前の今日が組織内での締切でした。そんなことはすっかり忘れて、いつものようにボーっとしていたら、催促のメールが来て、慌てて必要書類を書き始めました。定時は過ぎましたが、何とか7時ごろまでには書類を書き上げることができました。本当に

責任転嫁より全力応援だ!!

ネット界隈では、ワールドカップの対コスタリカ戦の敗戦要因として、ある選手がヤリ玉に挙げられているそうです。責任を誰かに押し付けたい気持ちも分からなくはないのですが、ちょっとそれは話が違うと思います。 責任転嫁とは、本来自分が負うべき責任や罪科を、他人の負うべき責任であるとしてなすりつけることです。”転嫁”は2回目の嫁入(嫁の再婚)の意味で、元の意味から”他に移す”と意味が転じたようです。今回の選手批判は、責任転嫁とは少し意味合いが違いますが、”敗戦の責任”を”誰かに移す”意

ジャイアント・キリング 対ドイツ戦

ワールドカップの予選リーグで、日本がドイツに2対1で逆転勝ちしました。世界ランキングで考えれば、かなり格下の日本が勝ったわけですから、歴史的な大勝利です。少し捻くれた言い方だと、”大番狂わせ”になります。このように、スポーツの試合などで明らかに格上の相手から(大方の予想を覆して)勝利することをジャイアント・キリング(giant killing)と言います。直訳すると、”巨人殺し”です。 ジャイアント・キリングのモチーフは、『旧約聖書』の羊使い・ダビデと巨人・ゴリアテの物語で

祝 2022 FIFAワールドカップ開催 Now is All

2022 FIFAワールドカップが、中東の国・カタールで、2022年11月20日から12月18日にかけて開催されます。これまでの大会は6-7月でしたが、今回の大会は、史上初の冬開催になりました。大会スローガンは、“Now is All“(今こそがすべて)です。 私はサッカーファンではありませんが、ワールドカップと聞くと、少しだけワクワクします。今回の日本チームの活躍には期待していますが、ワールドカップ優勝経験のあるドイツ(4回)やスペイン(1回)がいるリーグ戦で二位以内を確

目標を失った日本人

高度経済成長を遂げていた昭和の中頃は、”豊かになりたい”という日本人共通の目標がありました。その努力のせいもあり、日本はかなり豊かになりました。GDPは一時期、アメリカに次ぐ2位となり、”Japan as No.1”などと世界中で持て囃されたこともありました。しかし、それも遠い昔の話で、いまやGDPは世界3位で、この順位をそのまま維持できるかどうかもわかりません。 ”金持ちになりたい”という目標は、その良し悪しは別として、明確な目標です。高度経済成長のピークを迎えたバブル期