入学前夜の散文note

4月1日より、僕は大学生になった。
中学生だった時を昨日の事の様に覚えているからか、時の早さに恐ろしさを感じる。

先日、自宅に届いた選挙権に自分の名前が書かれている事に、僕はもう成人なんだと実感した。

明日、僕は大学の入学式に出席する。
大学の入学式は、近くの会館で行う様だ。
保護者も出席するのだから体育館ではすし詰め状態になるからだろうか。

僕は入学式に関して不安がある。
それは、“友達が出来るか”だ。
別に初日に友達が出来なくてもいいのだが、早めに作りたい。
(仮)でも良いから早めに友達が欲しい。
安心材料が欲しいんだ!

僕はこれまで入学式に友達が出来た事がない。
友達と呼べる存在が出来るまで1週間は掛かった。
友達が出来るまでの1週間は毎日不安ばかりだった。
周りは話せる人が誰も居ない僕の事を憐れんで見ている。憐れんで楽しんで見ているのだと過剰なまでの自意識を発動させていた。
そんな自意識も18年生きて薄れ始めているが
入学式というビッグイベントを機に再燃していまうのではないかと思っている。
根拠はないが…

大学からは電車通学になる。
毎朝、満員電車に乗るのか…と思うとため息が出るが、心のどこかで社会人になる・社会の一部になれる気がしてしまう。

スマホにモバイルSuicaをインストールした。
本当にこれで改札を通れるか不安になる。
改札にモバイルSuicaが反応せずに、後ろの人から舌打ちされてしまったらどうしよう。
中々反応しない事に焦って、スマホを改札にぶつけ続けてどちらも故障させてしまったらどうしよう。

また、電車通学の際に痴漢を疑われてしまったら どうしよう。
両手に防犯カラーボールの薬品を塗りたくって、“僕は誰にも触れていないんだ!”と主張してやろうか。
今にも過剰なまでの自意識が再燃してしまいそうだ。

最後に先月はnoteを一度も投稿しなかった。
理由としては、書きたいことが浮かばなかったからだ。
長い休みを社会と関わらず趣味に費やして過ごしていた。
ストレスを抱える事なく好きなことをやって過ごしていると、徐々に気力が失われてしまう感覚がした。
そして、日常で抱える問題や出来事など書きたいエッセイのテーマが見つからなかった。

4月からも僕、でんごろうを宜しくお願いします。

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