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大変だった北欧での現地就職 後編

日本から北欧へ移住しようと思い立ち、まずは転職活動を始めました。前編はこちら。

で、どうしたか

あまりにも内定を貰えないので、LinkedInのネットワークに頼りました。海外駐在で知り合った人にLinkedInで連絡を取り、CVを見てもらうようお願いし、転職活動中であることを伝えたりしました(意外と重要でした)。

あんまり関係ないかもしれませんが、この時期英語もかなりやっていました。というのも、応募したうちの1つで最終面接まで行ったのがありましたが、米国のデベロッパーとのやりとりが頻繁にある仕事で、私のその当時の英語力では難しそう、ということで断られました。

これは正直くやしかったです。悔しくて3日間くらい思い出しては泣きました。

当時、業務で海外とのやり取りも多く、海外出張もかなり行っていたため、それなりに業務で英語を使うことは慣れていたはずでした。が。やはり第二言語の英語と英語ネイティブでは果てしなく高くてブ厚い壁がありました。この時思い知らされました。

その反面、正直なフィードバックを貰えたことにも感謝しました。というのも、技術面では申し分無い、というコメントも同時に貰っていたので、「英語さえなんとかすればいい」という明確な目標が見えました。

この時点でかなり真剣に英語をやりこみました。毎日通勤電車でシャドーイング、昼休みにも英語のリスニング、英語のオンラインレッスンも厳しいことで有名なスクールに切り替え、暇さえあれば洋書を読んで知らない単語をチェックしていました。

そして

LinkedInで連絡を取った人からオープンポジションを紹介してもらいアプライしました。ある分野のソフトウェアの世界シェアNo.1のインターナショナルのかなり大きな会社です。合格すればビザサポートもされます。

事前のプログラミングの宿題(A4サイズで4枚程度全8問くらいでクラス設計や実装がメイン)、2度のスカイプ面接(答え合わせとフィードバック1時間x2回)、およそ4時間の現地面接(現地までの交通費は出ませんでした)、実装問題とホワイトボードにフローを書くなど、かなり長いプロセスでしたが、なんとかクリアし、最終現地面接した翌日に無事ジョブオファーを頂きました。

結局

最終的に私にとって大事だったのは

1.「転職するよ!」と、そのエリア(私の場合スウェーデンとデンマーク)に言いまくっていたこと、

2.多少の期限切れでもどんどん紹介してもらったこと、

3.臆せずあれこれ正直に担当者(ハイヤリングマネージャ)と話したこと

4.興味のある分野かつこれまでのキャリアを活かせる仕事に絞ってアプライし続けたこと

5.試験や最初の課題で関係ない箇所も手を抜かなかったこと

の5項目でした。アプライする企業について、思い入れがある会社だと熱量が違うので、その差は出るように思いました。そしてそれはプラスに働いたように思います。
ある会社に応募したジョブでは最終面接で落ちてしましたが、その時のマネージャが私をよく覚えていてくれていて、他の社内のポジションを紹介するから受けてみないか?と何度か連絡を頂いたこともありました。

また、今思うとこれが一番重要なように思えますが、日本人にありがちな全然関係ないことでも手を抜かない、「まぁいいっか」で終わらせない、ことが大変評価されました。比較的真面目な日本人エンジニアは結構どこに行っても通用するのではないかと今でも真面目に思っています。

今はコロナで大変な時期ですが、ヨーロッパ就職を狙っている方の参考になればと思います。

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