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DIYの裾野をどこまで広げられるか。木材DIYが当たり前の未来

EMARFというサービスが面白そう。前から運営会社VUILDの名前は知っていたけど、当初とは少しターゲット、サービス概要が変わってきた様子。Rhinocerosも最近触ってきて、自分でのデザインも少し視野に入れてやっていきたい。

さて、以下の記事はそのEMARF紹介なんだけど、素晴らしいサービスであることは疑いようのないものの、いくつか疑問というか、考えておきたいことが出てきたので、ここに残しておきましょう。

DIY・デザインは限られた人のためのものか?

どうやらこの方はVUILDのメンバーでもあるみたいだし、DIY・デザインなんかにもそれなりに長けている模様。Illustratorも使えるし、何より自分でこれだけ大きなデスクの塗装、組み立てができる。

これはもうDIY玄人。もちろんそれはいいとして、個人的にはもう少しDIY素人にDIYとか木材の良さを広げられないかって思う。実は何を隠そう私はDIYがあまり得意ではない。

うーん正確ではないのだけど、作ることは好きだし、実際工具とかも持っていたりするのだけど、DIYは面倒なのだ。正直そこに自分の思い通りの家具があるのであれば、自分で作らなくてもそれでいいと思ってしまう。つまり「作ること」と「使う」ことは別物という感じ。

だからこの方のように自分でここまでできる人はどれだけいるのだろうって。もちろん潜在需要は大きいし、そこを広げるのは必要なんだけど、もっと自分みたいな面倒くさがりに寄り添うサービスがあってもいいんじゃない、ってね。

DIYで失敗すると本当に残念だし、やる気を無くす

この方はデスクというかなり大型の家具を制作されているというのもあるが、ダンボールでモックアップを作ったり、きちんと作り込んでいる。

ただ面倒くさがりの私は結構作ってみて、「合わないー」とか、仕上げが微妙に違ってても、「面倒だからいいや」みたいに先に進んじゃって、結果仕上がりが微妙になってしまったり。

もちろんものづくりにおいてはそれは非常によろしくないのはわかるのだけど、これで失敗すると結構次にやるモチベーションが下がる。それがDIYの最初だったりすると、それで離脱する人が出てきちゃうとなんかもったいない。しかも世の中の人って実際もっと面倒くさがりだよね?だからIKEAで、無印で買っちゃんでしょ?

自分に必要なものは何なのか考えるリテラシーを高める。

まぁ結果こういうふわっとした能力とか、コミュニテティが必要になるような気がするんだけど、結構この能力は子供のうちから培って行かないと行けない気もする。

EMARFは洗練されてて、面白そうで、非常に良いサービスとは思うんだけど、あくまで出来る人向けなんだよね。

子供向けとか、もう少し初心者をターゲットにしたサービスがほしい。

スギは本当に柔らかくて軽いんです

ちなみにこの記事の最後に、

あとはこだわりあって今回はウォルナット材を使いましたが、ウォルナット板は硬いし重いし値段も高いし、板厚も薄いため割れが発生しやすく、ちょっとわたしのような素人的には扱いがむずかしかったので、まずはヒノキ材やスギ材など、柔らかくて扱いやすい材木でぜひ試してみてください!

といっているのだけど、まぁウォルナットに比べたら両方とも柔らかいかもしれないけど、スギはヒノキと比較しても格段に柔らかい。

だからこれらもかなり使う場所を限定するので気をつけたほうがいい。机とかは凹みが出ると書きにくくなるので、机にスギはやめたほうがいいとか。ただ柔らかいスギはとにかく軽いので、その取り回しの良さから、もっと活用されたほうが良いのではと最近思ったりしている。この辺はきちんと材種の特性を理解する必要ありってことやね。

とにかくスギは建材だけで終わらせ特にはもったいないボテンシャルあり。ちなみにヒノキの色合いは結構高級感あって最近のモダンな家にも合う。ぜひお試しを。

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