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コーヒー好き(仮)による各種コーヒーチェーンとコンビニの使い分け

今日はコーヒーチェーン店とコンビニコーヒーの私なりの使い分けについて、簡単に紹介したいと思います。現在私は、胃の調子がすこぶる悪く、刺激物であるコーヒーはほとんど飲めていないのですが、以前はこんな使い方をしていましたよという記事です。ご参考までに。

◼️コスパ重視→ドトールコーヒー

コスパを見るなら圧倒的にドトールです(私的に)。あの価格帯で良質なドリンクとフードを提供できる企業努力は素晴らしいと思います。私は、カフェラテorロイヤルミルクティーとミラノサンドA(生ハムのやつ)の組み合わせをよく頼んでいました。フードはジャーマンドックでも充分うまいです。これで会計がドリンクをMサイズだと仮定すると、フードがジャーマンドックなら500円前後、ミラノサンドなら700円前後というところだったと記憶しております(間違ってたらごめんなさい…)。素晴らしいコスパですね。今回紹介するコーヒーチェーンの中では一番のコストパフォーマンスだと思います。たしか、普通のブラックコーヒーだと200円台で提供されていたはず。しかも結構うまいんですね、これが。欠点を挙げるとすれば、イスにあまりコストをかけていないのか、イスが硬めで座り心地があまりよくない(商品を品質の割に安価で提供することで競争力を上げつつ、そういうところで、コストカットするというビジネス戦略なんでしょう)。お客さんの回転もわりかし早めなので、そんなにゆっくりはできないように思います。座席間が結構狭めかつ、店内が割とザワザワしているので、プライベートな話をしたり、作業に集中しにくいというのが個人的な感想ですね。

◼️接客重視→スターバックスコーヒー

接客重視ならスターバックスコーヒーでしょう。あそこは大学生の憧れのバイト先。スタバのスタッフでしたというのが、私の学生時代もひとつのステータスになっていました。スターバックスは新入スタッフ(アルバイトも含む)に対して、約80時間も研修をして、接客のイロハはもちろんコーヒーの淹れ方、特筆すべきはミッション(「人々の心を豊かで活力のあるものにするために、ひとりのお客様、一杯のコーヒー、そしてひとつのコミュニティから」というスタバの行動指針のようなもの)の教育についてもかなりの時間が割かれること。研修では、「何をやるのか」だけではなく、「なぜやるのか」まで考えさせるスタンスを貫いています。スターバックスにはコーヒーの淹れ方や掃除の仕方などの基本的なオペレーションマニュアルはありますが、サービスマニュアルはないそうです。基本的に「なにをするのか」は自分の頭で考えて実践することを認め、それを奨励しているようです。私が見たのは、あるお爺さんがスターバックス独自のサイズ表現である『ショート・トール・グランデ・ベンティ』がわからず、それぞれどれくらいの量なのかと店員さんに質問している場に出くわしたことがあります。そのとき、店員さんは、それぞれのサイズのカップを持ってきて、丁寧に「これがショートで、これがトールで…」とひとつひとつ説明をされていました。「やっぱ、スタバの店員鍛えられてんな、すげえな」と思った瞬間のひとつでした。基本的に初めての来店でわからないことがあっても、店員さんに聞けば、嫌な顔ひとつせず、答えてくれます。なので、皆さん(特にお年を召した方でスタバ等を敬遠されている方)、安心してスターバックスに行かれると良いと思います。ドトール同様、こちらも欠点(私にとっての)を挙げておくとすると、ドリンクのラインナップが全体的に甘過ぎることと、コーヒーがそこまで美味しいと思わないことですね(あくまで私個人の感想です)。もう少し、本業のコーヒーのクオリティの方にも力を入れていただけると、接客は完璧なので、言うことなしになりますね。

◼️空間重視→上島珈琲店

空間を重視するなら上島珈琲店です。個人的に一番落ち着けるコーヒーチェーンを選べと言われたら、ここを推します。間接照明を使っていて、店内が少し薄暗く、茶色を基調とした家具選びがされていて個人的好みにかなりフィットしました。ちょっとレトロな感じを醸し出す空間(雰囲気)が良いです。あと、イスが素晴らしい。安価なイスにありがちな硬めのモノではなくて、ソファのような柔らかいイスや大きめのイスが用意されています。座席間隔も広めにとってあって、窮屈さを感じないですし、なんか店員に見張られてる感じもしない(笑)。リラックスして、長居しやすい店だと思います。ドリンクはチェーン店としては、ちょっと高め(たしか500円前後)なのですが、黒糖ミルクコーヒーなど、他の店にない、ちょっと面白いものが飲めます。そして、長居できるので、そんなにコスパが悪いと感じたことはないです。ゆっくり、読書したり、作業したりするのに適したお店だと思います。ここは私の一番お気に入りのコーヒーチェーンなので、あまり欠点らしい欠点は見つかりませんが、唯一挙げるなら、先ほど言ったように、ドリンクとフードの値段が若干高めだということくらいでしょうか。個人的には最もおすすめのコーヒーチェーンです。

◼️おいしい珈琲が飲みたい!→個人経営店or珈琲館

「とにかくおいしい珈琲が飲みたい!」という場合は、個人経営のお店か珈琲館(これもたしか上島珈琲系列)がおすすめです。個人経営のお店は、ここで紹介しても、私と居住地域が違う方はまったく行けないため、旨味が少ないと思うので、ここで具体的な店名を挙げることはしません。これは、単に私の好みなんですが、ネルドリップ(ペーパーではなくて、ネル(布)でドリップ)されたアイスコーヒーは抜群にうまいです。ペーパードリップとネルドリップの何が違うのか?抽出の原理などについては私もまったくわからないのですが、とにかくうまいです。キリリとした強い苦味がくるのですが、これが全く嫌な苦味(渋味)ではなく、後味はスッキリという感じで、切れ味が非常に良いです。基本的にコーヒーチェーンや多くの個人経営店はペーパードリップ(もちろん、ペーパードリップでもうまい店はたくさんあります)なので、なかなかネルドリップを採用しているお店を見つけるのは難しいですが、個人的においしいお店を選ぶ際の1つの観点として、提示しておきます。次に、珈琲館ですが、ここは色んな品種の珈琲がたくさん(デキャンタあり、おかわりありで)飲め、抽出方法もペーパードリップとフレンチプレスの好きな方から選べるという、かなり本格派のお店です。珈琲にこだわりがあるという方にはぴったりのお店ではないでしょうか。あと、おかわりをする場合は、たしか2杯目は割り引いてくれます。これも珈琲好きからしたら、嬉しいサービス。私がよくやっていたのは、普通のコーヒーチェーンでは飲めないスペシャリティコーヒー(特定の産地のコーヒー)をフレンチプレスで頼んだり、デキャンタで頼んだりして、長時間おいしいコーヒーを楽しむというヤツでした。値段は品質に見合ったものだと思いますが、結構お高めで、どのコーヒーを頼むかにもよりますが、だいたい1杯500~700円くらいだったと思います。ただ、先ほども言ったように、たくさん飲めば飲むほどお得になっていくシステムなので、コーヒー大好きという方にとってはそんなにコスパが悪いとは思いません。上島珈琲店同様、長居することもできますし、割と落ち着いてゆっくり過ごすことができます。欠点は先ほど述べたとおり、高いことですね。コーヒーが好きな人にとっては、1杯500~700円は出すのは惜しくない金額だと思いますが、コーヒーに特にこだわりのない、「飲めたらなんでもいいよ!とりあえず、座ってお喋りしよう!」という用途では使いにくいお店と言えるでしょう。まあ、そんな感じですね。コーヒーは美味しいです。

◼️気軽に飲みたい!→コンビニコーヒー

気軽に安くコーヒーが飲みたいという方は、コンビニコーヒーは悪くない選択肢だと思います。最近ではレジ横にコーヒーサーバーを導入して、手軽に抽出仕立てのコーヒーが飲めるようになりました。値段も100~150円程度とリーズナブルです。コンビニだと、どこもそんなに味は大差ないかなというのが個人的印象ですが、わずかな差でファミリーマートが私の好みかなという感じがしました(特にカフェモカが美味しいと思います)。私はファミリーマートのブラックコーヒー(特にホットのカフェモカ)およびカフェラテとセブンイレブンのブラックコーヒー(ホット/アイス)が好きでよく利用していました。コンビニコーヒーを飲む上で1つ注意してほしいのが、店舗によっては、コーヒーサーバーが全然メンテナンスされておらず、めっちゃ汚れている場合があります。サーバーが汚れていると味に多少なりとも影響します(雑味が入ったり、後味が悪くなったりする気がします。個人的に)。なので、ある程度、サーバーが綺麗かどうか(完璧でなくてもいいです)というのは、チェックポイントの1つだと個人的には思います。あと、最近では、店内に置かれているメーカー各社が提供しているアルミボトルやペットボトルのコーヒーも品質が向上してきているのを感じます。私も最近、このブログ(note)で2つ(『UCC BLUE MOUNTAIN & KILIMANJARO ブラック・無糖』と『猿田彦珈琲監修 GEORGIA Roastery Black』)おすすめさせて頂きましたが、どちらも200円以下で飲めるコーヒーにしては、充分美味しく、コスパが良いなと思いました。両者とも、ボトルコーヒーとしては、味が丸く、微かな甘味を感じます。マズいコーヒーにありがちな嫌な渋味はほとんどありません。特に後者は、豆のローストされた香ばしさが利いています(香ばしさがほしい方は後者を、そうでもない方は前者をお勧めします)。価格は前者が約180円、後者が約140円という感じです。前者はブルー・マウンテンとキリマンジァロという高級品種のブレンドのため、必然的にお高めの値段となります。ただ、量は前者の方が若干多かったと記憶しているので、そこまでコスパが悪いとは感じませんでした。カフェで飲むよりもはるかに安いですしね。コンビニコーヒーができたことで、メーカー各社の競争が刺激され、相当な企業努力がなされたのであろうことが垣間見えます。コンビニコーヒーにしても、メーカー各社のコーヒーにしても、ここ数年で明らかに品質が向上しているのを感じます。ただ、缶コーヒー、お前はダメだ。ハッキリ言ってマズい。アレはなんなんだ!マズいことが売りなのか!(笑)(缶コーヒー好きの方、申し訳ありません)変に甘いし(たぶん人工甘味料)、変に渋い。こればっかりはちょっと飲めたもんじゃねえなというのが、私の率直な感想です。(あくまで私のね)

◼️最後に

ここには挙げていないコーヒー店があります。たとえば、小川珈琲店なんかは何回か訪れたことがありますが、あそこも珈琲の味は良く、空間も居心地がよかったです。ただ、ほんの数回しか行ったことがないので、ちょっとご紹介できないなと思って、今回紹介するお店からは外しました。あと、コメダ珈琲店ももちろん知っているのですが、我が地元、京都では店舗数が少なく、あまり利用したことがないため、今回は対象外としました。「他にもこんな良い珈琲店があるよ!」等、ご存じの方がいらっしゃいましたら、(特に私の地元京都のお店で)ご紹介頂ければ幸いです。というわけで、用途別おすすめの珈琲店の簡単なまとめでした。ここまでお付き合いありがとうございました!

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